WEKO3
アイテム
ヒト骨髄由来幹細胞を用いた中性子線被ばく影響評価と防護剤効果
https://repo.qst.go.jp/records/73010
https://repo.qst.go.jp/records/73010251b81eb-27cb-44bf-a3a0-ab0831ec1262
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2018-11-13 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | ヒト骨髄由来幹細胞を用いた中性子線被ばく影響評価と防護剤効果 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
中島, 徹夫
× 中島, 徹夫× 中島, 徹夫× 二宮, 康晴× 二宮× 丸山, 耕一× 丸山, 耕一× 小川原, 亮× 小川原, 亮× 須田, 充× 須田, 充× 根井, 充× 中島 徹夫× 二宮 康晴× 丸山 耕一× 小川原 亮× 須田 充× 根井 充 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 中性子被ばく影響は原子力災害での放射線影響ばかりでなく、宇宙滞在における影響因子としてその影響が懸念される。実際に国際宇宙ステーション内では中性子線の健康影響の寄与は高いと考えられている。我々はこれまでX線やFe粒子線における被ばく影響を評価してきた。そしてマウスにおいて骨髄における放射線による小核形成や放射線誘導性の炎症にニンニク由来成分の1種DADSの効果がみられることを明らかにしてきた。ここではヒトでの中性子線影響評価として骨髄由来幹細胞(MSC)を用いて行なった結果を報告する。 (実験方法) ヒト骨髄由来幹細胞(TAKARA社)を使用し、カバーガラスを入れた35mmディッシュに播種、1日培養を行なった細胞を用いた。細胞ディッシュは照射1時間前に各処理試薬を入れた培養液に変えられた。中性子線照射には量研・放医研のNASBEEを用いた(Deuteron-Be系、Proton-Be系)。ディッシュは周囲をパラフィルムでシールした状態で照射を行なった。照射後、放射化冷却後に培養室に戻し、培地交換を行ないさらに2日間培養したあと、エタノール固定、Hoechst33342染色をし、形成された小核を評価した。また細胞生残数は96wellプレートに細胞を播種し、照射後、さらに2日間培養後、MTS試薬(Promega社)を用いて評価した。 (結果・考察) Deuteron―Be系を用いた中性子線の影響をMSCに生じる小核形成で評価した。0.5Gyの照射で小核頻度の増加がみられた。ヒト肝がん細胞で行なったX線での細胞実験で効果のみられたDADS濃度での投与の効果はみられなかった。中性子のエネルギー分布を変えた条件の評価のためProton-Beの系での中性子を用いて行なったが同様にDADSの効果はなかった。中性子線の細胞生残数への影響をみたところ0.25Gy以上の照射で細胞生存数の減少が観察され、DADSによる抑制効果は見られず、DADSと同時に評価に用いた抗酸化剤NAC、食品由来因子フェルラ酸の効果も観察されなかった。低い線量域での小核形成への影響評価の結果と合わせて報告する。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第61回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2018-11-08 | |||||
日付タイプ | Issued |