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アイテム
細胞の形態転換とマトリックスプロテアーゼの発現調節
https://repo.qst.go.jp/records/71560
https://repo.qst.go.jp/records/71560f4d9dd34-63af-424e-a290-d41b7dfd8712
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2014-12-08 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 細胞の形態転換とマトリックスプロテアーゼの発現調節 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
今留, 香織
× 今留, 香織× 藤田, 真由美× 荘司, 好美× 菅, 智× 今井, 高志× 今留 香織× 藤田 真由美× 荘司 好美× 菅 智× 今井 高志 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 細胞の浸潤では、細胞形態の違いから、間葉性様浸潤(スピンドル状に伸びた形態の細胞が用いる浸潤様式で、Rac1シグナルを介し仮足を形成しプロテアーゼ依存的に細胞外マトリクスを分解し移動する浸潤様式)と、アメーバ様浸潤(球状形態の細胞がRho-ROCKシグナルを介しアクトミオシンを収縮させ、プロテアーゼ非依存的に細胞外マトリクスの隙間をすり抜け移動する浸潤様式)の2種類の方法があることが報告されている。ヒト膵癌由来細胞株MIAPaCa-2は、スピンドル状および球状形態を併せ持った細胞株であり、間葉性様浸潤とアメーバ様浸潤を使い、細胞の環境に応じて自身の形態を変化させ浸潤様式を転換出来る。このため、MIAPaCa-2の浸潤能を抑制するためには、間葉性様浸潤で重要なMMP-2を阻害するだけではなく、アメーバ様浸潤で重要なRhoシグナルを合わせて阻害する必要がある(Fujita M et al, Cancer Sci., 2011)。MIAPaCa-2をROCK阻害剤で処理すると、球状形態細胞はスピンドル状形態に転換する。また、MMP2のmRNAおよびタンパク質の発現量もROCK阻害剤処理後に増加する。しかし、細胞形態の転換が細胞当たりのMMP2発現に影響を与えているかについては明らかではない。本研究では、細胞イメージアナライザーを用いて、個々の細胞における形態およびMMP2, MMP14のタンパク発現量の解析を行った。その結果、スピンドル状細胞の方が球状細胞よりもMMP2およびMMP14の発現量が高いことが明らかとなった。このことから、ROCKの阻害により確認されたMMP2の発現上昇には、球状形態からスピンドル状形態への細胞形態転換が関与している可能性が示唆された。今後は、細胞骨格の再編と遺伝子発現調節のメカニズムについて解析する必要がある。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第37回日本分子生物学会年会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2014-11-27 | |||||
日付タイプ | Issued |