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アイテム
樹木の放射線影響調査のための発芽種子根端分裂細胞を用いた小核アッセイ法の検討
https://repo.qst.go.jp/records/71301
https://repo.qst.go.jp/records/713018704dfab-209a-40e0-81d0-660a1fff8b55
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2013-10-22 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 樹木の放射線影響調査のための発芽種子根端分裂細胞を用いた小核アッセイ法の検討 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
渡辺, 嘉人
× 渡辺, 嘉人× 久保田, 善久× 府馬, 正一× 吉田, 聡× その他× 渡辺 嘉人× 久保田 善久× 府馬 正一× 吉田 聡 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 福島第一原子力発電所事故後の原発周辺地域に生息する野生生物の放射線被ばく影響に関する調査では、高汚染地域における被ばく線量の推定から、樹木については生殖過程への影響や細胞遺伝学的な変化が生じる可能性が示唆される。特に樹木の種子は春夏に形成・成長してから秋冬の休眠期に至る期間中に放射線に継続的に曝露され、被ばくにより誘発される染色体異常が種子胚分裂組織の細胞に蓄積される可能性がある。そこで今回、低線量の放射線被ばくにより誘発される樹木種子の染色体異常頻度を定量的かつ比較的容易に調査するための手法として、スギ、ヒノキの発芽種子の根端分裂組織における小核形成を指標とした解析法(小核アッセイ法)について検討した結果を報告する。植物の染色体異常頻度は従来、細胞分裂時における染色体橋、染色体断片の形成および遅延染色体を主な指標にして定量されることが多い。しかしその分析対象は分裂期にあるごく一部の細胞に限られるため、分析の効率は極めて低い。一方、細胞分裂時の染色体断片および遅延染色体に由来する小核のアッセイでは、分析対象が細胞分裂後の間期の細胞であるため、より多くの細胞について効率的に分析できるメリットがあった。その反面、母集団となる間期の細胞には分裂前の細胞や非分裂細胞が混在しており、間期の細胞数に対する小核の割合を算定する際の定量性には問題があると考えられた。そこで動物細胞で確立しているサイトカラシンBを用いたin vitro 小核試験法を参考に、休眠期から1回の細胞分裂を経た間期細胞のみをラベルするための細胞分裂阻害剤を探索し、動物細胞の場合に類似した二核形成法による定量的な小核アッセイが植物細胞でも可能であることを示した。ガンマ線慢性照射後の樹木種子について、小核形成の線量効果関係について考察する予定である。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第56回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2013-10-20 | |||||
日付タイプ | Issued |