WEKO3
アイテム
異なる磁場強度でのMRイメージングによる組織造影能の比較
https://repo.qst.go.jp/records/71121
https://repo.qst.go.jp/records/7112164c2fd47-04d5-44d6-8134-5b5b06050060
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2013-05-30 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 異なる磁場強度でのMRイメージングによる組織造影能の比較 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
國領, 大介
× 國領, 大介× 佐賀, 恒夫× 青木, 伊知男× その他× 國領 大介× 佐賀 恒夫× 青木 伊知男 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【背景・目的】近年,前臨床用の低磁場ならびに高磁場磁気共鳴(Magnetic Resonance, MR)画像化装置が,国内外の研究施設で普及し始めた.高磁場MR装置は信号雑音比(Signal-to-Noise ratio, SN比)に優れる高い空間分解能や機能画像を得られる一方,磁化率アーチファクトや維持コストの増大などの問題点がある.また,高分子と結合した造影剤において,1テスラ以下の低磁場MR装置を用いることで,高いT1緩和能を示す造影剤も報告されている(Kaida S, et al: Cancer Res., 70: 7031, 2010).本研究では,低磁場(1テスラ)および高磁場(7テスラ)MR装置を使用し,Gd-DTPAおよび塩化マンガン(MnCl2)などの低分子造影剤,ならびにリポソームなどの高分子素材を使用して開発された高分子造影剤を使用し,腫瘍ならびに正常組織での信号を比較した. 【方法】マウス由来大腸癌細胞Colon26(1.0  106 cells)を臀部に移植したBalb/cヌードマウスを使用した.このモデルマウスに対し,低分子造影剤としてGd-DTPA(Magnevist, バイエル)またはMnCl2(Sigma Aldrich)を,高分子造影剤としてリポソームにガドリニウムを付加したGadolisome(DSファーマバイオメディカル)を投与し,その信号変化を1テスラMR装置(Aspect Imaging)ならびに7テスラMR装置(Magnet: Kobelco+Jastec, Console: Bruker-Biospin)で計測した.MR画像は各造影剤の投与前〜1時間後,ならびに投与24時間後に取得した. 【結果・考察】低分子造影剤ならびにGadolisome投与後の腫瘍領域のT1強調画像において,筋肉との信号強度比は1テスラ,7テスラともに上昇した.Gadolisomeの場合,投与24時間後の信号強度比が1時間後よりも高かった.これは血中滞留時間が長く,EPR(Enhanced Permeability and Retention)効果により,腫瘍に集積したためと考えられた.また1テスラで計測した信号強度比が7テスラに比べ,高い傾向が示された.これは0.5 ~1.5テスラ程度の低磁場MR装置を使用した場合,分子の動きが制限されることでT1緩和能が高くなる影響(slow moving効果)と考えられる(Geninatti-Crich, et al: Contrast Media Mol. Imaging, 6: 421, 2011).7テスラで取得したMR画像は,1テスラに比べSN比が高く,より短時間で高分解能の画像が取得できたが,磁化率アーチファクトが大きくなるため,呼吸性移動によるアーチファクトが現れやすくなった.今後,低磁場・高磁場が持つ優位性を活かしつつ,病態の検出や診断に有用な造影剤開発に利用されることが期待される. |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 分子イメージング学会・第7回学術集会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2012-05-25 | |||||
日付タイプ | Issued |