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アイテム
福島第一原発事故以前の福島県及びその周辺の死亡率
https://repo.qst.go.jp/records/70873
https://repo.qst.go.jp/records/7087390cd2aaf-42fa-4a78-902b-7ace407bee5b
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2012-09-11 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 福島第一原発事故以前の福島県及びその周辺の死亡率 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
吉本, 泰彦
× 吉本, 泰彦× 吉本 泰彦 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【目的】福島第一原発事故で放出された放射性物質に起因する低線量・線量率の放射線被ばくを受けた又は受けている一般住民の健康影響への懸念に対応する一つの基礎情報として事故前の健康リスクを死亡統計から概観する。【資料】福島県、そして県外周辺(宮城県、山形県、茨城県、および栃木県)の国勢調査、人口動態及び関連するデータ。【方法】全国の死亡率と比べた県単位、二次医療圏及び市町村単位の全死因、死因別標準化死亡比(SMR)。【結果】福島県( 約13800 km2 ):面積で、浜通り(二次医療圏=相双、いわき)、中通り(同=県北、郡山市/県中、県南)、そして会津・南会津(同=会津、南会津)は各々 21.5%、39.1%、39.3% 2) を占めるが、特に会津・南会津は会津若松市を例外に人口密度が低い。市町村単位で全死因の高いSMRが過去に散見した;1998-2002年の例、いわき市の女性SMR=113.2。全がんのSMRは浜通りの相双、中通りの県北、そして会津・南会津の南会津が過去に低かった(1998-2002年、相双、20万6千人、SMR男/女=93.4/90.1;県北、51万6千人、同SMR=92.5/96.5;南会津、約3万5千人、同SMR=80.9/79.4)。福島県外周辺の全がんSMR:福島県に隣接する二次医療圏で宮城県の仙南(浜通り北側隣接)と茨城県の水戸(浜通り南側隣接)は過去に低かったが、山形県の置賜(中通り北側隣接)は過去に若干高かった(1998-2002年、仙南、約19万4千人、SMR男/女=96.8/92.4;水戸、約79万3千人、同SMR=94.4/96.3;置賜、約24万5千人、同SMR=102.2/101.2)。他に、浜通り南側に隣接する茨城県日立(約29万人)、中通り南側に隣接する栃木県の県北(33万4千人)、県東・央(73万7千人)も興味ある二次医療圏であろう3)。乳児死亡率は大変低いので二次医療圏単位以上でしか有用でない。最近2008-2010年では県単位の全死因の死亡率は栃木、茨城、福島の順で全国より若干高い;外因および悪性腫瘍以外の疾患の寄与が疑われる。同期間4)の先天性異常(全年齢)の死亡率は栃木、福島4)で若干高い。悪性腫瘍そして白血病も宮城、山形、福島では全国より若干低く、成人T細胞白血病と慢性リンパ性白血病は合わせて5-14%見られた。 \n抄録の訂正:2) 39.3%、3)2000年の旧二次医療圏の日本人人口、4)同年でなく同期間、茨城でなく福島が正しい。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第55回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2012-09-08 | |||||
日付タイプ | Issued |