WEKO3
アイテム
植物に対するガンマ線長期連続照射による植物免疫システムの活性化
https://repo.qst.go.jp/records/70286
https://repo.qst.go.jp/records/7028614bf3def-5089-422c-8056-8f6e0c1bac29
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2010-10-25 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 植物に対するガンマ線長期連続照射による植物免疫システムの活性化 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
渡辺, 嘉人
× 渡辺, 嘉人× 久保田, 善久× 渡辺 嘉人× 久保田 善久 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | [目的]放射性物質の汚染地域に自生する植物では、放出放射線に長期間にわたり曝露されることになる。しかし、このような長期連続被ばくの影響に関わる植物の放射線応答について知見は少ない。本研究では、植物体に対する病原菌の感染等により誘導される植物免疫システム(全身獲得抵抗性:SAR)に関して、植物のガンマ線連続照射に対する応答への関与を調べた。 [方法]播種5日後のシロイヌナズナ植物体に対して、2週間にわたり20 Gy/dayの137Csガンマ線を照射した。遺伝子発現の変化をマイクロアレイ(Affymetrix ATH1 Genome Array)およびリアルタイムPCRを用いて調査し、特にSARに関連する遺伝子に着目して解析した。 [結果と考察]20Gy/dayでの照射開始2週間後の植物の遺伝子発現解析において、55個の遺伝子がコントロールと比べて2.5倍以上の有意な発現増加を示した。そのうち23個の遺伝子は急性照射後の発現増加が報告されておらず、長期連続照射により特異的に発現増加を示す遺伝子群と考えられた。この長期照射特異的発現遺伝子のうち8個(約35%)は、SAR誘発剤(benzo(1, 2, 3)thiadiazole-7-carbothioic acid S-methyl ester)により発現増加が見られる遺伝子と共通しており、連続照射によるSARの活性化が示唆された。これらSAR関連遺伝子の発現は照射開始後3日から1週間程度経ってから増加することから、全身獲得抵抗性の誘導が放射線に対する植物の晩期応答の要因となっていることが考えられた。発表では、SAR情報伝達経路等に関わる突然変異体の放射線応答についての検討結果を合わせて、議論を行う予定である。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会 第53回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2010-10-22 | |||||
日付タイプ | Issued |