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アイテム
胎児、こどもにおける放射線誘発腎臓腫瘍の被ばく時年齢依存性の検討
https://repo.qst.go.jp/records/69678
https://repo.qst.go.jp/records/6967898c7c133-c323-4491-8933-caae65545a88
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2009-02-04 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 胎児、こどもにおける放射線誘発腎臓腫瘍の被ばく時年齢依存性の検討 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
小久保, 年章
× 小久保, 年章× 柿沼, 志津子× 西川, 哲× 島田, 義也× 小久保 年章× 柿沼 志津子× 西川 哲× 島田 義也 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【目的】 近年、胎児、こどもに対する環境ストレスの影響が問題となっている。医療におけるCT被ばくなど放射線被ばく線量が高くなっていることに鑑み、胎児、こどもの放射線リスクを評価する一環として、被ばく時年齢依存性の観点から情報の少ない腎臓の腎癌リスクについて検索を行った。本研究では、発癌のメカニズム解析がしやすい疾患モデル動物である遺伝性腎癌ラット(Ekerラット)と近交系F344ラットを交配したF1ラットを用いて、ガンマ線に対する被ばく時年齢差による要因について明らかにすることを目的とした。 【方法】 雄のEkerラット(Tsc2遺伝子ヘテロ型)と雌のF344ラットを交配し、胎齢15、19日目、生後5、20、49日目に137Csガンマ線2Gyを照射した。照射および動物飼育はすべてSPF環境下で行った。照射後、通常飼育を行い、生後27週齢時に解剖を実施した。剖検時に腎臓重量測定後に、10%中性緩衝ホルマリン液にて固定し、常法に従い包埋、パラフィン切片を作製し、HE染色を施した。作製した標本を用いて、腎尿細管上皮の増殖性病変の発生率を求めた。 【結果および考察】 Tsc2遺伝子野生型F1ラットでは、いずれの照射時期においても雌雄ともに尿細管上皮に増殖性病変は認められなかった。Tsc2遺伝子ヘテロ型F1ラットでは、雌雄ともすべての照射時期で尿細管上皮の過形成病変が認められた。また雌雄とも、胎齢19日目の照射動物が放射線非照射の対照動物に比較して、明らかに尿細管が腫瘍化まで進む個体の増加がみられた。これは、腎臓の細胞増殖活性が高い時期での放射線照射が、腎尿細管上皮の腫瘍化に影響を及ぼす可能性が示唆された。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第25回日本毒性病理学会、第21回スライドカンファランス | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2009-01-28 | |||||
日付タイプ | Issued |