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アイテム
放射線ストレスに応答する新規遺伝子の探索
https://repo.qst.go.jp/records/69637
https://repo.qst.go.jp/records/69637cbfbdf42-0375-4b2b-8e8c-0599dc1615b7
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2008-12-15 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 放射線ストレスに応答する新規遺伝子の探索 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
藤森, 亮
× 藤森, 亮× 岡安, 隆一× 藤森 亮× 岡安 隆一 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 放射線放射線医学総合研究所では従来のX線治療とは異なり加速粒子線によるがん治療が行われている。これまでさまざまな悪性腫瘍に対するその治療効果の優位性が認められているが、異なる種類の放射線に対する細胞の分子応答の違いについては十分に調べられていない。我々は正常ヒト細胞のモデル(HFLIII)を用い、X線に対する遺伝子発現を高精度網羅的遺伝子発現プロフィール(HiCEP)法により解析している。今回、治療に用いられる炭素粒子線を照射されたヒト細胞における遺伝子発現を観察したので結果を報告する。HiCEP法においては原理的に、遺伝子ピーク(約16,000個)は互いに独立なmRNAに由来し、これらピークの総体としてのプロフィールは、試料中に実際に発現する遺伝子(未知の転写産物も含む)の約6割を包括的にカバーする。同一試料間における優れたプロフィールデータの再現性は、サンプル間のプロフィール比較による多様な応答遺伝子の発掘を可能にしている。発現変動率が大きいものから遺伝子ピークをいくつかサンプリングして同定する作業と遺伝子のアノテーションから、わずか10 mGyのX線照射に対する細胞の線量特異的な応答(CXCケモカイン生産促進現象)を捉えたことを報告した(IUBMB 2006)。フラグメント解析法の弱点である遺伝子同定の煩わしさの代償すなわち、遺伝子スクリーニングに塩基配列情報を予め必要としない利点から、HiCEP法のゲノム未解明生物への適用が最近ますます注目を集めている。一方、ヒト細胞の分子同定への応用例は少ない。とくに細胞の分化・個体(系統)差を研究対象とする研究分野において転写応答のありのままを詳しく知ることは重要であり、完成度の高い種のゲノム塩基配列情報がこれに有用であることは言うまでもない。我々が調べた加速粒子線照射に対する正常細胞の遺伝子応答は、従来の光子線応答の研究結果(DNA損傷応答)と重複するものであったが、これまで放射線応答に明らかでなかったいくつかの遺伝子発現の実例とその意義について発表する予定である。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第31回日本分子生物学会年会・第81回日本生化学会合同大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2008-12-12 | |||||
日付タイプ | Issued |