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アイテム
放射線誘発細胞死に対する分子標的防護薬剤開発を目指したPIDDタンパク質のドメイン解析
https://repo.qst.go.jp/records/69262
https://repo.qst.go.jp/records/69262768276c3-b44e-4bd6-b21c-78c425e72a75
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2008-01-08 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 放射線誘発細胞死に対する分子標的防護薬剤開発を目指したPIDDタンパク質のドメイン解析 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
安田, 武嗣
× 安田, 武嗣× 坂口, 奈賀子× 明石, 真言× 安田 武嗣× 坂口 奈賀子× 明石 真言 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | PIDD(p53-induced protein with a death domain)は、DNA損傷によるアポトーシスの誘導に関わり、細胞質内でアダプタータンパク質であるRAIDDを介してcaspase-2と相互作用し、アポトーシス誘導の引き金となるcaspase-2の切断活性化を誘導する。一方、PIDDは核内で別のアダプタータンパク質であるRIP1を介してNEMOとも相互作用し、この複合体の形成によりアポトーシスの抑制に関わるNF-κBの活性化が誘導される。このように、PIDDはDNA損傷による細胞の生死決定に重要な役割を果たしており、この相反する役割の制御にはPIDD内部で生じる二カ所の自己切断が重要な役割を果たしている。ラット小腸上皮細胞株(IEC6)において放射線照射後にPIDD遺伝子の転写が誘導されており、PIDDが高線量放射線被ばくによる消化管細胞死に対する防護薬剤開発のための標的分子になることが示唆された。IEC6細胞に放射線照射後、NF-κBの活性化に必要なNEMOのユビキチン化およびSUMO化が誘導された。また、IEC6細胞においてヒトPIDDタンパク質の全長を過剰発現させると、放射線非照射時においてもNEMOの修飾が観察された。酵母ツーハイブリッド法による解析の結果、caspase-2の活性化に必要なラットPIDD内部の自己切断部位S595近傍のL610からC末側の308アミノ酸領域でラットRAIDDと相互作用した。さらに、この領域内のデスドメインだけを含むS773からC末側の145アミノ酸領域ではRAIDDとの相互作用が増強していた。合成ペプチドを薬剤とした放射線誘導細胞死の抑制を目的に、我々はさらにPIDDのデスドメイン内部におけるRAIDDとの相互作用領域の詳細な解析を行っている。また、PIDDは自己切断後もN末側とC末側が相互作用していることから、この相互作用領域の詳細な解析についても行っており、これらの解析結果について報告する予定である。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第30回日本分子生物学会年会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2007-12-15 | |||||
日付タイプ | Issued |