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アイテム
富山湾の庄川河口域における化学成分の濃度分布と挙動について
https://repo.qst.go.jp/records/69047
https://repo.qst.go.jp/records/690479e9dfdb7-7be5-4cd2-aafd-605fdc87351b
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2007-07-20 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 富山湾の庄川河口域における化学成分の濃度分布と挙動について | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
青野, 辰雄
× 青野, 辰雄× 田上, 恵子× 内田, 滋夫× その他× 青野 辰雄× 田上 恵子× 内田 滋夫 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | はじめに)河川水中の化学成分の濃度は、河川流域における地質環境、降水等の気象条件や人間の生活環境の影響を受け、変動する。一方で河川水は下流で河口域から海洋へ流入して、海水と混合する。河川水と海水は化学的性質が異なるために、河川水や海水中の化学成分の挙動も異なるものが多い。地層処分等により河川水に流入する放射性核種の挙動を推定することは難しいが、既存の安定元素の挙動を解明することで、河川水から海洋への放射性核種の挙動を予測することは可能である。そこで全国レベルでの河川調査が実施され、河川水の化学成分の濃度に関するマッピングとデーターベースの作成を行って来た。今回、河川水が到達する河口-沿岸域における化学成分の濃度分布を調査し、その挙動を解明することを目的とした。 方法)これまでデータが蓄積されてきた1級河川より、流域面積が1100km2以上で幹川流路延長115kmに及ぶ富山県庄川の河口域を選択した。本河口域の特徴は、河口から沖合に向けて緩やかに深度が水深50m程になり、さらに沖合10km以上から急激に水深が深くなる富山湾特有の地形である。平成18年9月に河川下流から河口域さらに沖合10km範囲内で、観測と試料の採取を行った。測定した項目は、水温、塩分、栄養塩等の主要化学成分、粒子成分、金属や希土類等の微量元素である。項目毎に、試料の採取、前処理、保存を行い、実験室に持帰り、定量を行った。 結果及び考察)水温と塩分から河口-沿岸部では表層1m程度の厚さで河川水が広がり、各測点の表層で無機三態窒素やケイ酸塩濃度は高い値を示した。また塩分とケイ酸塩濃度に高い負の相関が認められた。全有機炭素濃度は塩分に関係なく、およそ170オmol-C L-1であった。また全炭素濃度は塩分と相関が認められた。粒子態有機炭素濃度は、2-30オmol-C L-1の範囲であった。全セレン濃度は0.1-0.9nmol L-1で、鉛直的な濃度変動は小さいが、セレン(IV)は表層で高い値を示した。また無機態セレンよりも有機態セレンの濃度が高い傾向にあった。塩分から求めた塩素濃度に対して、臭素やヨウ素濃度は高い相関性が認められた。庄川河口付近は他の河川からの流入による影響も無視できない。そこで陸起源の化学成分を中心に河口域での元素濃度分布からその挙動について考察を行う。 なお本研究は資源エネルギー庁放射性廃棄物共通技術開発調査費の予算で行われた。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第68回分析化学討論会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2007-05-20 | |||||
日付タイプ | Issued |