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  1. 学会発表・講演等
  2. ポスター発表

スリット状X線マイクロビームに対するヒト培養細胞の致死効果とバイスタンダー効果

https://repo.qst.go.jp/records/68837
https://repo.qst.go.jp/records/68837
31f12ed9-ce45-44f6-a58a-10319286f6be
Item type 会議発表用資料 / Presentation(1)
公開日 2007-01-15
タイトル
タイトル スリット状X線マイクロビームに対するヒト培養細胞の致死効果とバイスタンダー効果
言語
言語 jpn
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f
資源タイプ conference object
アクセス権
アクセス権 metadata only access
アクセス権URI http://purl.org/coar/access_right/c_14cb
著者 鈴木, 雅雄

× 鈴木, 雅雄

WEKO 675634

鈴木, 雅雄

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鈴木 雅雄

× 鈴木 雅雄

WEKO 675635

en 鈴木 雅雄

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抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 放射光の臨床応用として注目されるMicrobeam Radiation Therapy (MRT)は、50-120keVの白色X線を200µm 程度の間隔で並んだ幅20µm 程度のスリット状のコリメータを通してがん組織に照射する方法である。特徴としてがん細胞だけが死滅し、がん組織周囲の正常細胞は損傷を受けないとする報告がなされている。この現象の生物学的メカニズムはほとんどわかっていないが、スリット状マイクロビーム照射でX線を照射された領域と照射されない領域が交互に並ぶ組織内の照射条件から、非照射細胞へのバイスタンダー効果の関与がメカニズムの一つであることが示唆される。本年は、SPring-8のBL28B2において白色光からスリット幅25µmのコリメータ(スリットピッチ200µm ) を用いて作成したスリット状マイクロビームを利用して、ヒト正常細胞とがん細胞の細胞致死効果とそれに対するバイスタンダー効果の関与を明らかにした実験結果を報告する。コロニー形成法で判定した致死効果から、(1)スリット状マイクロビームが照射される細胞面の全面積(12.5%)に対して、正常細胞およびがん細胞の細胞生存率の線量効果関係は87.5%生存率でレベルオフすること無く減少した。(2)正常細胞では、細胞間情報伝達を阻害した場合の細胞生存率は、阻害しない場合に対して何れの線量においても低い値であったが、がん細胞では細胞間情報伝達を阻害しても細胞生存率に差が現れなかった。という実験結果を得た。以上の結果から、正常細胞、がん細胞何れにおいても直接のマイクロビーム照射以外の原因で細胞致死が誘導されていることが考えられる。さらに生じた細胞致死に対して、正常細胞ではgap junctionを介した細胞間情報伝達機構が密接に関連したメカニズムによって、マイクロビーム照射細胞の細胞内放射線損傷が修復されたことが示唆される。
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等)
内容記述タイプ Other
内容記述 第20回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム
発表年月日
日付 2007-01-14
日付タイプ Issued
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Ver.1 2023-05-15 20:21:32.618240
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