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アイテム
原発性脳腫瘍のFLT-PET診断:FDG-PETとの比較
https://repo.qst.go.jp/records/68828
https://repo.qst.go.jp/records/688280eb5aa46-2e13-43b7-8faa-29f1cb22e51d
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2006-12-21 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 原発性脳腫瘍のFLT-PET診断:FDG-PETとの比較 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
佐賀, 恒夫
× 佐賀, 恒夫× その他× 佐賀 恒夫 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【目的】細胞増殖のマーカーであるフッ素-18標識フルオロチミジンを用いたポジトロン断層法(FLT-PET)は、腫瘍の増殖能を非侵襲的に評価可能と期待される。原発性脳腫瘍の診断におけるFLT-PETの有用性を糖代謝のマーカーであるFDG-PETと比較検討した。【方法】同じ時期にFLT-PETとFDG-PETを施行可能であった原発性脳腫瘍患者8症例(grade2グリオーマ3例、grade3グリオーマ2例、グリオブラストーマ2例、悪性リンパ腫1例)を対象とした。FLTまたはFDG約370MBqを静脈内投与し、40分後より頭部の撮像(エミッションスキャン15 - 20分、トランスミッションスキャン3分)を行った。FLTおよびFDGの異常集積部位に関心領域を設定し、SUVの最大値(SUVmax)を測定した。さらに、健常脳実質(FDGの場合は大脳皮質)のSUVをもとめ、腫瘍・正常組織集積比(TNR)を算出した。FLTおよびFGDのSUVmax、TNRを組織学的悪性度と比較検討した。【成績】FLT-PETでは、grade2グリオーマの2例を除く6例で陽性に描出されたのに対し、FDG-PETでは陽性描出は2例のみで、他は相対的低集積を示すか、または同定困難であった。腫瘍のSUVmaxはリンパ腫の1例を除いて、FDGの方が高値を示したのに対し、TNRは全例でFLTの方が高値を示した。組織型との比較では、FLT、FDG共に、SUVmax、TNRは悪性度を反映する傾向が見られた。【結論】いまだ症例が限られているが、原発性脳腫瘍の悪性度診断においてFLT-PETとFDG-PETはほぼ同程度の診断能であった。腫瘍の描出に関しては、FLT-PETはFDG-PETより優れており、適正な生検部位の設定や、治療計画への応用が期待される。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第65回日本医学放射線学会学術集会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2006-04-09 | |||||
日付タイプ | Issued |