WEKO3
アイテム
重粒子線誘発DNA障害の解析
https://repo.qst.go.jp/records/68655
https://repo.qst.go.jp/records/68655961fa7bd-c5b5-4640-8f42-e9712c23e9bf
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
公開日 | 2006-09-11 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 重粒子線誘発DNA障害の解析 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
笠井, 清美
× 笠井, 清美× 辻田, 瑛那× 森, 雅彦× 笠井 清美× 辻田 瑛那× 森 雅彦 |
|||||
抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 重粒子線などの高LET 放射線により生じたDNA損傷は、低LET放射線と比較して局所に限定し、かつ複雑な形状を持つために修復しにくいと言われているが、まだ確たる証拠は無い。われわれは、ほ乳類培養細胞を用いて、DNA修復因子rad51とDNA障害を反映すると言われるリン酸化型H2AX(γ-H2AX)の重粒子線照射後の動態を調べた。重粒子線は放医研HIMACにて照射した。H2AXリン酸化は、アルコール固定後H2AXのリン酸化部位に対する抗体を用いて検出した。 フローサイトメーター(XL-II, Beckman Coulter)による解析では、ヒト正常繊維芽細胞NB1RGBに生じたH2AXのリン酸化は X線照射直後から上昇し、30分付近で最大となった後減少し、6時間以降では非照射レベルに近くなった。同程度の致死効果を示すSi(250 keV/µm)およびFeイオン線(440 keV/µm)では、照射直後からかなりのγ-H2AXが生成し、20分までやや増加した後、20分から1時間でピークとなり、その後減少した。Feイオン照射では減少は小さかった。放射線照射後のγ-H2AXフォーカス生成を共焦点レーザー顕微鏡(BIO-RAD, MRC-1000)で観察したところX線では照射直後にははっきりしたフォーカスは観察されないが、粒子線では照射直後からフォーカスを観察できた。一方YEFP標識rad51遺伝子を導入したチャイニーズハムスターCHO細胞では、rad51フォーカスは照射後約1時間から出現し、少なくとも10時間後まで相当数が残存し、DNA2重鎖切断を示すと言われるH2AXリン酸化の消長と合わなかった。 |
|||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会 第49回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2006-09-08 | |||||
日付タイプ | Issued |