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アイテム
C3Hマウス腹腔マクロファージの放射線誘発アポトーシス:放射線によるMcl-1タンパクの減少
https://repo.qst.go.jp/records/68549
https://repo.qst.go.jp/records/68549ce4cc450-4db3-4a31-a2f4-a6ff0e540796
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2006-06-28 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | C3Hマウス腹腔マクロファージの放射線誘発アポトーシス:放射線によるMcl-1タンパクの減少 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
久保田, 善久
× 久保田, 善久× 藤森, 亮× 末冨, 勝敏× 木下, 圭司× 佐藤, 宏× 高橋, 千太郎× 久保田 善久× 藤森 亮× 末冨 勝敏× 木下 圭司× 佐藤 宏× 高橋 千太郎 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 目的:電離放射線はC3Hマウスの腹腔マクロファージ(PRM)に顕著なアポトーシスを誘発することを報告してきた。今回、そのアポトーシスに関与する分子機構の一端を解明したので報告する。材料・方法:C3Hマウス及び対照としてB6マウスを使用し、腹腔洗浄により得た細胞をディッシュで培養し、付着した細胞をPRMとした。カスパーゼ阻害剤Z-VAD、プロテアゾーム阻害剤であるMG-132やラクタシスチンで処置した細胞或いは無処置の細胞をガンマ線照射し、4時間後にアポトーシスの誘発を観察した。また、照射後継時的に細胞を回収し、ウェスタンブロッティング、Real time PCR法によりそれぞれBcl-2ファミリーのタンパク量とmRNA量の増減を観察した。結果及び考察:C3HマウスPRMの放射線誘発アポトーシスはカスパーゼ阻害剤或いはプロテアゾーム阻害剤によって顕著に抑制された。プロテアゾーム阻害剤によってアポトーシスが抑制されることから、放射線による抗アポトーシスタンパクの減少が推測されたため、Bcl-2, Bax, A1, Bcl-X<SUB>L</SUB>, Mcl-1, cIAP-1のタンパク量を測定したところ、C3HマウスPRMにおいてMcl-1タンパクのみが照射2時間以降顕著に減少した。その減少は線量依存性であり、アポトーシスの誘発と良い相関を示した。B6マウスPRMのMcl-1蛋白量は放射線によって変化しなかった。一方、C3HマウスPRMのMcl-1 mRNA量は放射線により減少するどころか線量依存的に増加した。すなわち放射線によるMcl-1タンパクの減少はmRNAの減少によるのではなく、mRNAの翻訳阻害或いはプロテアゾームによるタンパク分解の亢進のいずれかの機序によると考えられる。現在、antisense でMcl-1タンパクを低下させることによりPRMにアポトーシスが誘発されるか検討中である。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第48回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2005-11-17 | |||||
日付タイプ | Issued |