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アイテム
ヒト乳癌由来細胞株において低線量放射線特異的に誘導される生存率上昇の性状
https://repo.qst.go.jp/records/68531
https://repo.qst.go.jp/records/685315fbb6023-ba66-4dd5-b228-e80b55fbf101
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2006-06-22 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | ヒト乳癌由来細胞株において低線量放射線特異的に誘導される生存率上昇の性状 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
中島, 徹夫
× 中島, 徹夫× 根井, 充× 中島 徹夫× 根井 充 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 放射線は生体において様々な応答反応を誘起するが低線量域において特異的な現象を生体に引き起こすことが報告されている。放射線適応応答や低線量高感受性細胞の発見はその現象が細胞の生存方向へ向う機構を活性化していることを示唆している。しかしながら、これらの現象は限定された条件で引き起こされるもので、その分子レベルでの変化と現象との関連付けは未だ明らかではない。我々はヒト乳癌由来細胞(MCF7)を用いて低線量域で誘導される特異的な現象の有無を調べ、その性状の解析を試みた「実験方法」細胞(MCF7)を96穴プレートに培養5時間、24時間後に0.1, 0.25, 0.5, 1GyのX線照射(0.95Gy/min) を行い、その後生存率をMTSアッセイ法により測定を行った。また細胞内タンパク質のリン酸化状態の変化を2次元電気泳動と基質特異的抗体を併用することで網羅的に解析した。さらに培養添加物、培養条件による変化等も検討した。「実験結果と考察」MCF7細胞を培養後5時間後で照射を行うと0.1, 0.5, 1Gyにおいては線量依存的な生存率の減少が見られたが、0.25Gyでは有意な生存率の上昇が観察された。このような上昇は培養24時間後の細胞に照射した場合には観察されなかった。さらに培養をインシュリン存在下で行うと有意な上昇は見られなくなった。さらに0.25Gyでの生存率上昇変化を引き起こす機構を解析するため、ホスホプロテオーム解析を行った。細胞の生存に働くと考えられるプロテインキナーゼC(PKC)のリン酸化基質特異的な抗体で解析したところ0.25Gyの照射で幾つかのリン酸化基質のリン酸化誘導が見られた。さらに培養条件等を変化させた系を用いた場合の解析結果とともに低線量域特異的な細胞応答現象について報告する | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第48回大会第1回アジア放射線研究会議 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2005-11-17 | |||||
日付タイプ | Issued |