WEKO3
アイテム
低線量放射線応答性ベクターの構築
https://repo.qst.go.jp/records/68529
https://repo.qst.go.jp/records/68529a56a95cd-2d1c-42f1-b57f-943b7167dd77
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2006-06-22 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 低線量放射線応答性ベクターの構築 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
根井, 充
× 根井, 充× 臺野, 和広× 中島, 徹夫× 根井 充× 臺野 和広× 中島 徹夫 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | がんの遺伝子治療はがんの増殖抑制に機能する遺伝子を的確に病巣部に送達する技術に基づいている。そのために様々な工夫がなされているが、放射線誘導性プロモーターを利用した方法は、放射線治療分野で進展著しい低位照射技術と組み合わせることにより、治療遺伝子の発現を空間的、時間的に精度よく制御することを可能とする。このような目的で、Egr-1遺伝子プロモーターの制御下にサイトカインTNFアルファの遺伝子を接続したベクター、TNFerade、が開発され、現在第1相の臨床試験が終了し、第2相の試験が行われている。しかしこれまでに2Gy以下の線量の放射線によるEgr-1遺伝子プロモーターの誘導の報告はない。このことは放射線と治療遺伝子産物の相乗的な抗腫瘍作用に基づいて治療を計画する上で好ましくない。我々は昨年までに外来遺伝子を染色体に挿入し得るアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを用いて、p53標的遺伝子であるp21遺伝子のプロモーター制御下に接続されたレポーター遺伝子を培養細胞に導入することにより、高い放射線誘導性が得られることを示してきた。今年度はp21遺伝子プロモーターの制御下に自殺遺伝子HSV-tkを接続したAAVベクターを作製し、培養細胞に導入した。そして遺伝子導入された細胞に低線量の放射線を繰り返し照射することにより、生残率がどう変化するかを調べた。その結果1mg/mlのガンシクロビル存在下で1GyのX線を1日2回、5日間(合計9Gy)照射したところ、コントロールに比べてHSV-tk導入細胞では生残率が有意に低下することがわかった。これにより低線量放射線応答性遺伝子治療ベクターを作製できる可能性が示された。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第48回大会第1回アジア放射線研究会議 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2005-11-17 | |||||
日付タイプ | Issued |