WEKO3
アイテム
TOF-PET装置用DOI検出器における時間分解能
https://repo.qst.go.jp/records/68350
https://repo.qst.go.jp/records/68350729fd2b0-52a8-4880-bafe-70028a4f0591
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2006-05-29 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | TOF-PET装置用DOI検出器における時間分解能 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
錦戸, 文彦
× 錦戸, 文彦× 澁谷, 憲悟× 津田, 倫明× 山谷, 泰賀× 吉田, 英治× 稲玉, 直子× 村山, 秀雄× 錦戸 文彦× 澁谷 憲悟× 津田 倫明× 山谷 泰賀× 吉田 英治× 稲玉 直子× 村山 秀雄 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 最近PET画像のS/N比を良くする手法として飛行時間差(Time of Flight, TOF)を用いたTOF-PETが注目を集めている。TOF-PETは従来型のPET装置では測定を行っていなかった2つの対消滅放射線の飛行時間差の情報を利用することにより再構成画像の画質を改善する手法である。TOF-PETには数百psecという従来と比較して非常に良い時間分解能が要求される為時間特性の良いシンチレータが要求される。近年、LaBr3,LSO等の時間特性の良いシンチレータが利用できる様になり装置の研究が盛んになっている。 図1に示すように従来型のPET装置は1対の消滅放射線を検出した2つの検出器を結ぶ直線上の何処かに有るという情報しか得ることが出来ず、実際に相互作用を起こした場所以外の線分は再構成の際画像の雑音となって現れてしまう。一方、TOF-PET装置はガンマ線を検出した検出器の位置情報だけではなく、2つの消滅放射線のTOF情報も同時に測定を行う。ガンマ線の速度は既知であるので従来型のPETと違い消滅放射線の発生位置が2つの検出器の線上という事だけではなく検出器の時間分解能で決まる位置分解能の範囲内にあるという情報を得られる。線上の数cmの範囲内にポジトロン線源がある事が分かればその部分以外の雑音の原因となる成分を除去することが出来るため、同程度のデータ量から従来のPET装置と比較してS/N比の良い再構成画像を得ることが可能となる。 PET装置において高感度を実現するには結晶の奥行き方向の長さを長くする必要があり、多くのPET用検出器では細長いシンチレータが用いられている。細長い結晶の場合、相互作用を起こした深さにより受光素子までのシンチレーション光の到達時間が違うため、検出器全体としての時間分解能を劣化させる。仮にガンマ線の相互作用を起こした深さが分かれば、シンチレーション光の伝達時間を補正することが可能になる。我々のグループでは同一結晶を用いた多層型の検出器の開発に成功しており、現在まで4層までの深さ方向相互作用位置(DOI)の弁別に成功している。相互作用を起こした結晶の検出器深さが分かれば、検出器内の深さ方向の距離から受光素子までの距離で決まる時間差を補正してやることにより時間分解能が改善するはずである。現在、多層型検出器における時間分解能の評価を行っており、その結果を報告する。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本分子イメージング学会 設立総会・第一回学術集会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2006-05-23 | |||||
日付タイプ | Issued |