WEKO3
アイテム
放射線応答遺伝子GADD45aにおける転写調節機構解析
https://repo.qst.go.jp/records/68073
https://repo.qst.go.jp/records/680737d41a6f5-90e2-4102-82f2-a44da22d76d4
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2005-06-01 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 放射線応答遺伝子GADD45aにおける転写調節機構解析 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
臺野, 和広
× 臺野, 和広× 市村, 幸子× 根井, 充× 臺野 和広× 沼田 幸子× 根井 充 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | [目的] GADD45a (growth arrest and DNA damage-inducible protein 45alpha)は、DNA損傷修復、ゲノムの安定性維持、細胞周期チェックポイント、アポトーシス等に関わるストレス応答性タンパク質である。GADD45a遺伝子は電離放射線や紫外線照射、MMS処理によるDNA損傷に応答し転写レベルで発現が誘導されること、特に電離放射線によるGADD45a遺伝子の発現は0.5 Gyあるいはそれ以下の低線量放射線によっても誘導されることが知られている。電離放射線によるGADD45a遺伝子の転写活性化は、転写因子p53がイントロン3に存在するp53認識配列に作用することで引き起こされると考えられているが、p53以外の因子の関与や詳細な転写のメカニズムは明らかになっていない。本研究は、電離放射線によるGADD45a遺伝子の転写調節機構の全貌を解明することを目的としている。 [方法] 欠失・変異させたGADD45a遺伝子上流およびイントロン3領域を、ルシフェラーゼ遺伝子の上流および下流に挿入することによりレポータープラスミドを作製した。これらのプラスミドをヒト乳癌由来MCF-7細胞株に導入し、X線照射前後においてプロモーター活性の測定を行い、GADD45a遺伝子の転写調節に機能する配列を調べた。 [結果・考察] 電離放射線によるGADD45a遺伝子の転写活性化には、イントロン3に存在するp53認識配列(+1575 bp/+1594 bp)だけでなく、少なくともその近傍に存在するAP-1認識配列(+1624 bp/+1630 bp)が必要であった。さらに、転写開始部位上流(-107 bp/-62 bp)に存在するOct-1、CAAT結合因子認識配列と共に、イントロン3に存在するp53およびAP-1認識配列がコントロールレベルの遺伝子発現にも機能していることが分かった。電離放射線によるGADD45a遺伝子の転写活性化にはp53だけでなくAP-1が必要であること、p53はOct-1、CAAT結合因子、AP-1と共にGADD45a遺伝子のコアプロモーター構造の形成および非ストレス下での遺伝子発現にも機能していることが示唆された。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第47回日本放射線影響学会大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2004-11-27 | |||||
日付タイプ | Issued |