WEKO3
アイテム
低レベル電離放射線応答性遺伝子における転写調節機構の解析
https://repo.qst.go.jp/records/67634
https://repo.qst.go.jp/records/676343baff3f8-5330-4602-9ecb-911775f5684b
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2003-11-14 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 低レベル電離放射線応答性遺伝子における転写調節機構の解析 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
臺野, 和広
× 臺野, 和広× 市村, 幸子× 根井, 充× 臺野 和広× 沼田 幸子× 根井 充 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | これまで電離放射線により誘導される遺伝子が数多く同定されているが、そのほとんどは細胞にとって致死あるいは亜致死的レベルの放射線を用いた報告であり、低レベル電離放射線に対する遺伝子の応答はあまり調べられていない。本研究では、0.5GyのX線照射後のML-1細胞(ヒト骨髄腫由来の細胞株)において、原癌遺伝子c-fos、c-myc、c-junの発現が、また細胞周期制御及びDNA修復に関わる遺伝子p21、GADD45の発現が誘導されることをノザンブロット法により明らかにした。高レベルの電離放射線を照射した場合と比べ、これらの遺伝子の発現誘導は照射後、より早い時間で起こっていた。転写レベルでの活性化を核run-on法で調べたところ、原癌遺伝子はノザンでみられたピーク時間(照射後30分)に沿って転写が活性化されていたのに対し、p21、GADD45遺伝子の転写活性化のピークはノザンでみられたmRNAの蓄積誘導のピーク(照射後2〜3時間)よりもさらに早い時間(30〜60分)にあった。また、低レベル電離放射線に対するp53タンパク質の応答をイムノブロット法で調べた結果、p53タンパク質の蓄積誘導は高レベル電離放射線を照射した場合と同様の時間(照射後2〜3時間)に起こっていた。これらの結果は、低レベル電離放射線照射後のp21、GADD45遺伝子の転写活性化において、高レベル電離放射線を照射した場合とは異なる調節機構が存在している可能性を示唆している。さらに近年、p21、GADD45両遺伝子の転写への関与が示唆されている家族性乳癌の原因遺伝子BRCA1について、応答を調べた。低レベル放射線照射後のML-1細胞において、BRCA1タンパク質が照射後30〜60分をピークに蓄積していたことから、低レベル電離放射線照射後のp21、GADD45遺伝子の早い転写活性化にBRCA1タンパク質が関与している可能性が示唆された。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第44回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2001-10-31 | |||||
日付タイプ | Issued |