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アイテム
放射線誘発腫瘍におけるIAP媒介ゲノム異常部位の検出
https://repo.qst.go.jp/records/67562
https://repo.qst.go.jp/records/6756200fb6b22-2127-4c04-85e3-845bab56e828
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2003-10-30 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 放射線誘発腫瘍におけるIAP媒介ゲノム異常部位の検出 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
田中, 泉
× 田中, 泉× 石原, 弘× 吉野, 智恵子× 吉田, 和子× 島田, 義也× 田中 泉× 石原 弘× 吉野 智恵子× 吉田 和子× 島田 義也 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 正常マウスゲノムの中程度反復配列、intracisternal A-particle (IAP) DNAエレメントはレトロウイルスのプロウイルスに酷似した構造を持ち、その転写物は逆転写を経てゲノム内に組込まれ得るために、ゲノム内在性の突然変異原と考えられている。我々は放射線障害を受けたC3H/Heマウスの骨髄細胞が骨髄性白血病発生に至る過程に、IAPが活性化してゲノム構造異常を誘発することを示唆してきた。IAP エレメントはハプロイド当たり2000 コピー以上散在するために、腫瘍細胞ゲノムDNAに特有のIAP挿入の検出は困難である。我々はPCRによるゲノム内IAPエレメント挿入部位の検出方法を改良し、放射線で誘発した骨髄性白血病および胸腺リンパ腫細胞のゲノム異常部位を検出したので報告する。 マウスゲノム内IAPのLTR塩基配列は主にA型、D型、H型に分類でき、C3HマウスではH型LTR、Balb/cマウスではD型LTRを持つIAPがゲノム異常に寄与する例が多い。IAPエレメントprimerとしてA型、D型およびH型のLTRそれぞれに特有の配列を、高度反復配列primerにはShort interspersed element (SINE)-B1、SINE-B2またはLong interspersed element (L1md)の保存配列を使用した。IAP primerと高度反復配列primerの比率を制御することにより、IAPエレメント挿入部位の簡便な分析方法を確立した。この分析によりC3Hマウス由来の放射線誘発骨髄性白血病細胞11ラインから21箇所の新規IAP挿入部位を検出した。一方胸腺リンパ腫細胞40ラインを分析したところ、検出された新規挿入部位は4箇所であったが、9箇所の正常挿入部位の消失が認められ、ゲノム異常の様式が骨髄性白血病細胞と異なることが示唆された。また、異常はすべてH型LTRで認められ、C3H系統の特徴であることが示された。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第46回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2003-10-08 | |||||
日付タイプ | Issued |