WEKO3
アイテム
重粒子線全身照射が成熟ラットの寿命および各臓器に及ぼす影響
https://repo.qst.go.jp/records/67533
https://repo.qst.go.jp/records/675335506b401-d7d9-42a3-9e5d-6077f059d178
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2003-10-14 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 重粒子線全身照射が成熟ラットの寿命および各臓器に及ぼす影響 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
福田, 俊
× 福田, 俊× 飯田, 治三× 弥吉, 直子× 福田 俊× 飯田 治三× 弥吉 直子 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【目的】宇宙有人活動に伴う宇宙放射線の長期影響に関する検討はほとんど行われていない。当面宇宙活動は成人が対象であることから、重粒子線照射した成熟ラットにおける寿命短縮、発ガン、骨代謝障害についてを検討した。 【方法】12ヶ月齢の雌Wistarラットを200匹を5群(n=40頭)にわけ、4群に重粒子線(C-290MeV, LET:50KeV/um) を無麻酔下で、それぞれ0.5, 0.75, 1.0, 5.0Gyを全身1回照射した後、死亡するまで飼育した。採取した軟臓器はホルマリン固定後、病理組織検索を行った。骨は脛骨を採取後、近位骨幹端の骨塩濃度測定を測定後、非脱灰組織標本を作製、海綿骨領域の形態計測を行った。 【成績】各照射群の照射後の寿命は対照群(平均509日)に比べて、0.75Gy群(388日)、1.0Gy群(375日)、5Gy群(121日)で寿命短縮がみられ、0.75Gyと1,0GyGy群では死亡開始年齢も早かった。5.0Gy群では照射直後か15日以内に57.5%が死亡、残りの個体は照射約400日後までに全例が死亡した。照射群では乳腺腫、下垂体、卵巣および子宮体、肺、肝臓、消化器系に腫瘍発生がみられ、0.75Gyと1.0Gy群の卵巣および子宮体の腫瘍発生率は対照群より高く、一方乳腺および下垂体の腫瘍は低く、さらに肺、肝臓、消化器系にも腫瘍発生もみられた。5Gy群では、乳腺腫、卵巣および子宮体、肺の腫瘍は対照群や他の照射群より低かったが、照射直後の死亡例に胃底部の出血が高頻度に認められた。骨塩濃度は、0.75Gyと1.0Gy群では対照群との有意な差はなかったが、5Gy群で減少がみられた。 【結論】重粒子線(0.75Gy以上)の全身照射は若齢よりも放射線感受性の低い成熟ラットに対して有意な寿命短縮を、また寿命短縮に起因する乳腺腫や下垂体腫瘍発生率低下を除いて、卵巣や子宮体、肝臓、肺、消化管などの各臓器の腫瘍発生させることが示唆された。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第46回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2003-10-08 | |||||
日付タイプ | Issued |