WEKO3
アイテム
食用きのこ中のCs-137の濃度
https://repo.qst.go.jp/records/67498
https://repo.qst.go.jp/records/67498745a174f-b8ba-4793-9d9d-814ac22941f3
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2003-10-09 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 食用きのこ中のCs-137の濃度 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
坂内, 忠明
× 坂内, 忠明× 村松, 康行× 吉田, 聡× 坂内 忠明× 村松 康行× 吉田 聡 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | チェルノブイリ原発事故以降、ヨーロッパの各地においてきのこ中の放射性セシウムの濃度が高いことが報告された。以前、我々は我が国のバックグランドデータを収集するため、森林に自生するきのこを中心に日本産のきのこ286試料(125種)について放射性Csを分析した。その結果、137Csの濃度は湿重量1kgあたり、<0.4〜1250Bqの範囲にあり、中央値として7 Bq、平均値として37Bqの値を得た。これらの値は植物における値より明らかに高い傾向にある。放射性Csによる内部被曝線量を見積る場合、きのこ中の放射性Csの濃度が他の食品に比べて高い傾向にあるため、きのこは重要な意味をもつ。そこで1993年から1994年にかけて我々は一般的に市販されている食用きのこ(98試料、11種)に含まれる137Csの濃度をきのこの種類別に明らかにした。その結果、137Csの濃度は湿重量1kgあたり<0.047〜39 Bqの範囲にあった。栽培したきのこと自生しているきのこを比べると137Csの濃度は前者の方が低い値であった。きのこを通じて摂取する137Csの量は年間で平均6.0 Bqであり,これは食品を通して日本人が摂取する137Csの約3割に相当することが示された。前回の調査から数年経過し、食用きのこをめぐる状況も変化した。シイタケの菌床栽培の比率が増え、ブナシメジ、マイタケの消費量が増えている。そこで近年の状況に即したデータを得る目的で、今回は、シイタケ、ブナシメジ、マイタケ、及び自生のきのことしてマツタケについて調査を行った。 \n実験方法及び結果 2000年の秋、食用きのこ計28試料(菌床シイタケ15試料、原木シイタケ3試料、ブナシメジ5試料、マイタケ3試料、マツタケ2試料)を市場で購入し、凍結乾燥後、450℃で灰化し、137CsをGe半導体検出器で測定した。その結果きのこ湿重量1kgあたりの137Csの濃度(幾何平均値)は菌床シイタケ0.39Bq、原木シイタケ1.9 Bq、ブナシメジ0.087 Bq、マイタケ0.41 Bq、マツタケ 18 Bqであった。シイタケの137Csの濃度は原木栽培の方が菌床栽培のものよりも高かった。これは、菌床中の137Csの濃度が少ないためと考えられる。マイタケは今回菌床栽培のもののみを調査したため、137Csの濃度は前回よりも低くなった。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本応用きのこ学会第7回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2003-08-06 | |||||
日付タイプ | Issued |