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アイテム
放射線誘発ラット乳癌における細胞間接着構成分子の発現の検討
https://repo.qst.go.jp/records/67204
https://repo.qst.go.jp/records/6720424db2202-cb3e-41cf-9c25-4d7342a4de5b
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2002-06-12 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 放射線誘発ラット乳癌における細胞間接着構成分子の発現の検討 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
勝部, 孝則
× 勝部, 孝則× 藤原, 博美× 稲野, 宏志× 小野田, 眞× 荻生, 俊昭× 辻, 秀雄× 勝部 孝則× 稲野 宏志× 小野田 眞× 荻生 俊昭× 辻 秀雄 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 細胞間接着の足場タンパク質ZO-1は,ショウジョウバエの癌抑制遺伝子産物Dlgとの相同性から,癌抑制遺伝子産物の可能性が示唆されている。ZO-1の発現が,ヒト乳癌で低下しているとの報告もある。我々はショウジョウバエとマウスの解析から, ZO-1と相互作用し,細胞間接着部位で共存する分子として,アクチン繊維結合タンパク質cortactinを同定した。興味深いことに,ヒトcortactinをコードする遺伝子は,乳がんの15%で遺伝子増幅と発現の上昇が認められることから,癌遺伝子と考えられている。細胞間接着を構成するcortactin/ZO-1複合体の脱制御は,乳腺上皮細胞の癌化の過程や,癌細胞の浸潤,転移に関与している可能性がある。今回,放射線被爆によって発症したラット乳腺腫瘍33サンプルについて,cortactinとZO-1の発現を,ウエスタンブロット法およびreal-time PCR法により解析した。 33サンプル中3個(9%)の腫瘍でcortactinの発現の上昇が, 7個(21%)の腫瘍でZO-1の発現の低下が認められた。この傾向はヒト乳癌での報告と一致した。しかしながら,cortactinの発現が低下しているサンプル(2個,6%),あるいはZO-1の発現が上昇しているサンプル(4個,12%)も見いだされた。腫瘍の悪性度(良性腫瘍と悪性腫瘍)とcortactin,ZO-1の発現レベルとの間に特異的な傾向は認められなかった。これらの結果から,細胞間接着構成分子の脱制御は,放射線被曝ラットにおける乳腺腫瘍の発症過程にも何らかの関与をしている可能性が示唆された。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第44回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2001-10-31 | |||||
日付タイプ | Issued |