WEKO3
アイテム
炭素線治療における飛程補償フィルター材料の評価
https://repo.qst.go.jp/records/65374
https://repo.qst.go.jp/records/653744084fbf8-5ec0-4a91-931c-7e5697cdce66
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2013-12-03 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 炭素線治療における飛程補償フィルター材料の評価 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
古場, 裕介
× 古場, 裕介× 兼松, 伸幸× 緒方, 里咲× 古場 裕介× 兼松 伸幸× 緒方 里咲 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【背景・目的】重粒子線治療における拡大ビーム照射法ではターゲット部位の形状にあった線量分布を形成するために飛程補償フィルターを用いている。理想的には飛程補償フィルターの材料は水等価であることが望ましいが、簡便に取り扱えるプラスチック材を利用するのが一般的である。治療計画では飛程補償フィルターの水等価厚さにのみ着目してその形状を決定しているが、散乱・核反応が水等価ではない材料では水中線量分布の水等価厚シフトだけでは正確に実際の線量分布を再現することができない。本研究では、数種のプラスチック材料に対して阻止能、散乱能、核反応に着目し水等価性を求め、飛程補償フィルターに適する材料を評価した。【方法】高密度ポリエチレン(HDPE)、アクリル樹脂(PMMA)、ポリアセタール樹脂(POM)の治療炭素線に対する阻止能、散乱能、核反応断面積の理論的な計算とシミュレーションから水等価性を評価した。また、治療炭素線を用いてこれらのプラスチック材料を挿入した際の飛程とピーク線量の変化を測定し、計算値との比較を行った。【結果・考察】水に対する同水等価厚あたりの散乱能比はHDPE:-29%、PMMA:-11%、POM:-3.1%であり、核反応断面積比はHDPE:+11%、PMMA:+4.4%、POM:+0.4%であり、実験結果と良く一致した。本結果からこれら3種のプラスチック材料中でPOMが最も水等価性が高く飛程補償フィルターに最適であることが示された。また、本評価に使用した計算手法を治療計画に応用することにより炭素線の散乱や核反応の効果をより精度良く再現できると期待できる。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第105回医学物理学会学術大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2013-04-11 | |||||
日付タイプ | Issued |