WEKO3
アイテム
再発大腸癌に対して重粒子線治療を行い、abscopal effect を認めた2例
https://repo.qst.go.jp/records/65337
https://repo.qst.go.jp/records/65337b3123d44-e121-4aee-bd1b-03eeb302a94b
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
公開日 | 2013-11-18 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 再発大腸癌に対して重粒子線治療を行い、abscopal effect を認めた2例 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
遠藤, 悟史
× 遠藤, 悟史× 山田, 滋× 松原, 久裕× 遠藤 悟史× 山田 滋× 松原 久裕 |
|||||
抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | Abscopal effectは放射線照射を受けた腫瘍から離れた非照射部位の腫瘍組織に抗腫瘍効果が現れることで、放射線による免疫システムの活性化が関与しているとされている。今回我々は大腸癌術後再発症例に対する重粒子線治療を行った症例で、同様の現象を認めたので文献考察ともに報告する。症例1:75歳男性、S状結腸癌術後再発。2007年11月S状結腸癌および同時性肝転移に対して切除術施行。2010年1月直腸癌に対して切除術施行。2010年11月に左側腹部及び右総腸骨動脈領域に 30mm大の軟部腫瘤を認め、画像検索にて再発と診断。2011年1月に左側腹部の腫瘤に対して重粒子線治療73.6Gy/16回/28日を施行。治療後1ヶ月のPETCTで治療対象部位及び治療未施行の腫瘤の集積低下を認めた。現在治療後11ヶ月経過し新たな再発部位は認めていない。症例2:85歳男性、上行結腸癌術後再発 2008年4月上行結腸癌に対して手術施行。2009年4月腹部大動脈周囲リンパ節に45mm大の再発を指摘され、同時に縦隔・右鎖骨下に10mm大の腫瘤を認めた。高齢で化学療法施行不可能のため、2009年5月に腹部大動脈周囲リンパ節に対して重粒子線治療50.4Gy/12回/21日を施行。治療対象部位の腹部リンパ節は著明に縮小し、同時に縦隔・右鎖骨下のリンパ節も縮小した。治療後32ヶ月経過したが無再発生存中である。Abscopal effect は1953年に初めて報告され、以降悪性リンパ腫や肝細胞癌、子宮頸癌などの臨床報告を認め、免疫応答反応が関わると言われているが、まだその機序は明確ではない。一方、マウスを用いた研究では局所の重粒子線照射により、腫瘍の転移抑制効果を認めることが示されており、この現象が臨床的にも示された意義は大きいと思われる。この現象を解明することは、癌の転移抑制に重要な役割を持つと考えられる。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第67回日本消化器外科学会総会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2012-07-20 | |||||
日付タイプ | Issued |