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アイテム
直腸癌の骨盤内局所再発に対する再照射としての重粒子線治療の有効性の検討
https://repo.qst.go.jp/records/65291
https://repo.qst.go.jp/records/65291f4bb0013-85cf-4316-be85-76d75f08b639
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2013-11-14 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 直腸癌の骨盤内局所再発に対する再照射としての重粒子線治療の有効性の検討 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
遠藤, 悟史
× 遠藤, 悟史× 山田, 滋× 篠藤, 誠× 安田, 茂雄× 今田, 浩史× 鎌田, 正× 辻井, 博彦× 遠藤 悟史× 山田 滋× 篠藤 誠× 安田 茂雄× 今田 浩史× 鎌田 正× 辻井 博彦 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【目的】近年、術前および術後照射により直腸癌の骨盤内局所再発率は低下しているが、未だに4-13%に再発が認められる。骨盤内再発は手術適応にならないことが多く、また再照射は困難でさらに化学療法では十分な治療効果を得ることができなかった。1994年に開始された重粒子線治療は、難治性とされていた直腸癌術後再発に対しても治療効果が高いことが明らかとなった。そこで直腸癌切除後の骨盤内局所再発に対する再照射としての重粒子線治療の安全性と抗腫瘍効果を検討した。 【方法】対象は、すでに骨盤にX線治療を受けている直腸癌切除後の骨盤内に限局する再発病変で、照射の標的体積内に消化管、膀胱および尿道が含まれない病変である。重粒子線としては炭素イオン線を用い、照射は70.4GyE/16回/4週間で治療を施行した。 【成績】2006年4月から2010年7月まで、23例に重粒子線治療を施行した。年齢は40から74才で平均年齢56才である。再発部位としては仙骨前面が7例、骨盤側壁8例、骨盤周囲軟部組織6例であった。初回照射の線量は20から70Gy平均48Gyで、初回照射から重粒子線治療までの期間は4から66月平均25月であった。腫瘍の大きさは14から104mm平均38mmであった。5例に照射前にスペーサー挿入術が施行された。急性期傷害としては、皮膚・消化管・尿路にgrade3以上の急性期反応を認めていない。遅発反応として、神経障害としてgrade3が2例およびgrade2が6例認められた。さらに骨盤内腫瘍が3例認められた。局所制御率(治療終了後、対象となった病変および隣接する領域に腫瘍の再増殖・新たな病変の出現がない割合)としては、治療後3年の時点において95%であった。生存率は1年で86%、3年で72%であり、初回重粒子線治療例と同様に良好な成績であった。 【結論】重粒子線治療はすでにX線治療を受けている症例に対しても有効な治療手段であることが示された。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第66回日本大腸肛門病学会学術集会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2011-11-26 | |||||
日付タイプ | Issued |