WEKO3
アイテム
メダカ悪性黒色腫モデル系の構築
https://repo.qst.go.jp/records/65283
https://repo.qst.go.jp/records/65283066b008c-61d9-4cf5-9925-865d8736b15f
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2013-11-14 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | メダカ悪性黒色腫モデル系の構築 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
松崎, ゆり子
× 松崎, ゆり子× 清水, 厚志× 長谷川, 純崇× 丸山, 耕一× 佐谷, 秀行× 長谷川 純崇× 丸山 耕一 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 本研究では、実験動物として優れているメダカを癌モデル動物として利用し、安定的に腫瘍を生じるメダカ系統を樹立することを目的としている。水槽内での飼育中、外観の目視で腫瘍の存在が確認出来る事は、スクリーニングにおいて望ましい条件となるので、我々は悪性黒色腫の形成を期待し、色素細胞特異的遺伝子(チロシナーゼ)プロモーター配列下流にヒト癌遺伝子(BRAF,c-Myc,HRAS)を結合した組み換えDNAの導入を試みた。野生型メダカ1細胞期胚にマイクロインジェクションを行った結果、c-Myc導入個体から1系統、BRAFの変異体であるBRAFV600E導入個体からは3系統のトランスジェニック(Tg)系統を得たが、HRASの変異体HRASG12Vを導入した個体は生存能が著しく低くTgメダカは得られなかった。c-Mycホモ接合系統4個体、BRAFV600Eホモ接合系統9個体で、組織切片の染色により癌組織の有無を確認した。その結果BRAFV600Eホモ接合系統9個体すべてでHE染色により腎臓、肝臓、脾臓、腸上皮、卵巣、精巣での過形成や異形成が見られ、BRAFの抗体および癌遺伝子と同時にマーカー遺伝子として導入したDsRedの抗体で強く染色される領域があった事から、BRAFV600E導入単独で腫瘍を形成するメダカを作製できたと考えている。c-Myc導入遺伝子ホモ接合系統においても、4個体中3個体で過形成もしくは異形成を生じたが、c-Myc導入系統では、1受精卵中に2つの胚を持つ個体、内臓奇形など、腫瘍よりもむしろ形態形成に異常をきたす個体の出現頻度が高かった。樹立したc-MycおよびBRAFV600Eの導入遺伝子ホモ接合系統は体表面での腫瘍形成頻度が低く、腫瘍の多くは内臓に生じ、水槽内でのスクリーニングには適さない。そこで現在我々は、ゼブラフィッシュで体表面に悪性黒色腫を生じるとの報告があるRAS遺伝子を温度依存的に発現するCre-lox系でのTgメダカ作製も試みている。また、メダカ悪性黒色腫培養細胞を皮下、脳、眼窩に移植し浸潤、転移について検討を始めたので、これらの途中経過も併せて報告する。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第十六回小型魚類研究会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2010-09-19 | |||||
日付タイプ | Issued |