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アイテム
小腸粘膜の放射線障害・再生の定量的解析〜抗炎症剤の効果の評価
https://repo.qst.go.jp/records/65209
https://repo.qst.go.jp/records/65209c012526b-d129-44da-a6db-33b0766af7e8
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2013-10-22 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 小腸粘膜の放射線障害・再生の定量的解析〜抗炎症剤の効果の評価 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
石原, 弘
× 石原, 弘× 田中, 泉× 薬丸, 晴子× 田中, 美香× 横地, 和子× 石原 弘× 田中 泉× 薬丸 晴子× 田中 美香× 横地 和子 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 我々はこれまで高線量放射線を腹部に照射したマウスモデルで小腸粘膜障害と再生の過程を分析し、放射線小腸粘膜障害が被ばく翌日以降に蛋白同化ステロイドや抗甲状腺薬を投与することで、軽減することを示してきた(PMID: 21388280, PMID: 23728323)。小腸粘膜上皮組織は、被ばく後1〜3日にかけて崩壊が進み、3.5日後から小腸幹細胞の分化増殖が開始する。これらの薬物はその増殖および粘膜上皮組織の再生を促進することが明らかになった。我々は小腸粘膜の障害〜再生過程を定量的に示す指標を検索し、mRNA種が至適であることを示すとともに、抗炎症剤の効果を評価したので報告する。 小腸粘膜のmRNAを再生の定量的指標として、15.7Gy下半身照射マウスにおける変動を分析し、抗炎症剤の影響を比較した。粘膜上皮の幹細胞指標であるLgr5のmRNAは被ばく後1-3日にかけていったん減少した後に、4日後には回復していた。粘膜上皮細胞の増殖指標であるMyb mRNAは照射3日後に消失した後に4日後から漸増して8日後には回復していたことから、小腸粘膜の幹細胞と増殖細胞の状態がLgt5およびMyb mRNA量により定量的に分析できることが示された。糖質コルチコイドを照射翌日から4日間連日投与すると、組織観察では小腸粘膜障害は軽減したように見られるものの、Lgr5発現量もMyb発現量も低下しており、4日後以降の組織再生は阻害されていた。一方、糖質コルチコイドを放射線照射直後に1回投与すると、組織崩壊の抑制、上記mRNA類の低下り抑制、再生過程の促進が観察された。以上のことから、抗炎症剤の投与タイミングにより小腸障害は軽減でき、組織障害過程の定量的指標としては粘膜mRNAが至適であることが示された。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第56回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2013-10-20 | |||||
日付タイプ | Issued |