WEKO3
アイテム
X線照射後に生存したがん細胞株における放射線抵抗性の分子機構
https://repo.qst.go.jp/records/64618
https://repo.qst.go.jp/records/64618cdf53020-dc68-48e1-a758-bf85f5f37aeb
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2012-06-12 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | X線照射後に生存したがん細胞株における放射線抵抗性の分子機構 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
佐藤, 克俊
× 佐藤, 克俊× 皆巳, 和賢× 新谷, 康× 高橋, さやか× 中野渡, 啓輔× 手島, 昭樹× 下川, 卓志× 今井, 高志× 松浦, 成昭× 佐藤 克俊× 皆巳 和賢× 手島 昭樹× 下川 卓志× 今井 高志× 松浦 成昭 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 放射線照射後に生存したがん細胞は、放射線抵抗性を獲得することが多くの研究から明らかになっている。しかし、このメカニズムは十分に解明されていない。そこで、がん細胞に生じる放射線抵抗性獲得機構を解明するため、1回2 Gy、総線量60 GyのX線をヒト肺腺がん細胞株A549に照射し、放射線抵抗性を獲得したがん細胞株A549Rを単離、樹立した。両者の放射線感受性を評価するためコロニー形成アッセイを行った結果、X線照射後のA549Rの生存率はA549に比べて有意に高く、さらに、照射1から3日後におけるアポトーシスや細胞老化の発生率も抑制されていた。次に両者のDNA修復能を評価するため、X線照射1から3日後におけるリン酸化型H2AX (-H2AX)、リン酸化型ATM (Ataxia telangiectasia mutated)、リン酸化型DNA-PKcs (DNA dependent protein kinase catalytic subunit)のフォーカス数を免疫蛍光染色法により評価した。その結果、A549Rにおけるこれらのフォーカス数はA549に比べて早期に消失することが示された。以上の結果よりA549Rの高い生存率、アポトーシスや細胞老化の抑制はDNA修復能の亢進が原因である可能性が示された。続いて、両者におけるX線照射後の細胞周期の進行および細胞増殖能をそれぞれPI染色によるフローサイトメトリーおよびWSTアッセイにより評価した。その結果、A549RにおけるX線照射後のG0/G1期停止の割合はA549に比べて有意に高く、一方、G2/M期停止の割合が低かった。また、この結果に一致して、X線照射後におけるA549Rの細胞増殖能はA549に比べて抑制されていた。本研究会ではがん細胞における放射線抵抗性獲得、細胞周期の進行、およびがん細胞の増殖能の関連性について報告する。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第18回 癌治療増感研究会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2012-06-09 | |||||
日付タイプ | Issued |