WEKO3
アイテム
レーザーによるシンチレータ内部加工を施したPET用検出器クリスタルキューブの性能評価
https://repo.qst.go.jp/records/64303
https://repo.qst.go.jp/records/6430304bb78a2-4f63-4619-859b-af8dbbd5815f
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2011-09-05 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | レーザーによるシンチレータ内部加工を施したPET用検出器クリスタルキューブの性能評価 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
吉田, 英治
× 吉田, 英治× その他× 吉田 英治 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 我々は、シンチレータブロックの多面からシンチレーション光を検出するという独自コンセプトに基づいた、新しい3次元PET検出器「クリスタルキューブ」の開発を進めている。従来の2次元PET検出器ではガンマ線の入射方向が検出器に対して傾斜すると空間分解能が劣化する問題点があり、様々なタイプの3次元PET検出器が提案されているが、あらゆる入射方向に対して等方的な分解能を有するには至っていない。一方、クリスタルキューブでは、立方体の微小結晶を3次元的に積層し、多面からのMPPCによる効率的な光収集により、等方的かつ高い空間分解能を得ることを目指している。特に、結晶の微細加工や組み立て精度の向上のために、レーザーによるシンチレータ内部の加工方法を検討している。具体的には、結晶を切断するのではなく、塊の結晶内にレーザーによる微小クラック(光学的不連続面)を3次元的に形成する。本研究では18×18×18 mm3のLYSOに2 mm間隔で微小クラックを導入したクリスタルキューブ(図1)を開発し、性能評価実験を行った。511 keVガンマ線の一様照射により結晶弁別性能とエネルギー分解能を評価した。重心演算によって得られるポジションヒストグラムから、レーザー加工で形成された729個の2 mm立方のセグメントをすべて識別できることを確認した。また、エネルギー分解能は11 %であった。次に511 keVガンマ線のスリット照射から検出器の応答関数を測定した。検出器に対して垂直方向と45度方向からのスリット照射によって得られた応答関数の例を図2に示す。応答関数の分解能の平均値は垂直方向及び45度方向どちらにおいても2.3±0.2 mmであった。クリスタルキューブは傾斜して入射するガンマ線による空間分解能の劣化を最小限にし、高い空間分解能を維持できることが示された。なお、本研究の一部は、科学技術振興機構(JST)先端計測分析技術・機器開発事業の委託のもと行われた。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第72回応用物理学会学術講演会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2011-09-02 | |||||
日付タイプ | Issued |