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アイテム
ルビーアイ2の新規突然変異遺伝子(ru2d/Hps5d)はマウスのメラノサイトの分化を抑制し毛色を薄くするが、L-チロシンはその分化活性を回復させる
https://repo.qst.go.jp/records/64128
https://repo.qst.go.jp/records/6412886a1f448-f45e-433d-a46e-187fd5041e50
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2010-11-30 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | ルビーアイ2の新規突然変異遺伝子(ru2d/Hps5d)はマウスのメラノサイトの分化を抑制し毛色を薄くするが、L-チロシンはその分化活性を回復させる | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
廣部, 知久
× 廣部, 知久× 若松, 一雅× 伊藤, 祥輔× その他× 廣部 知久 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 2006年当研究室に於いてC57BL/10JHir系統のブラックマウスの中から、チョコレート色の毛色でルビー色の目をしたルビーアイ様突然変異マウスが生まれた。遺伝的交配実験からこの突然変異は常染色体性の劣性突然変異であることがわかった。マウスの尾の皮膚からRNAを抽出してcDNAを調べたところ、これはルビーアイ2(ru2/Hps5)遺伝子の一塩基欠失突然変異体であることがわかった。この新規突然変異遺伝子(ru2d)が毛色を薄くする機構を知るため、無血清初代培養したメラノブラスト・メラノサイトの増殖・分化の特徴をブラックと比較した。その結果、ru2d遺伝子はメラノブラスト・メラノサイトの増殖に影響を与えなかったが、メラノブラストからメラノサイトへの分化を顕著に抑制した。チロシナーゼ活性、TRP1やTRP2の発現、ユーメラニン量、第IV期メラノソーム数が減少した。このようなru2d遺伝子によるメラノサイトの分化抑制が毛色を薄くすると思われる。実際に毛のユーメラニン量はブラックの約1/3であった。一方、初代培養開始から培養液にL-チロシンを加えて培養するとメラノサイトの分化が顕著に促進され、チロシナーゼ活性、TRP1やTRP2の発現、ユーメラニン量、第IV期メラノソーム数が顕著に増加した。これらの結果から、ru2d遺伝子はメラノサイトの分化を抑制し、ユーメラニンの生成を抑制するが、それはL-チロシンの輸送あるいは利用に関係していると思われる。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第23回日本色素細胞学会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2010-11-28 | |||||
日付タイプ | Issued |