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アイテム
放射線誘発ラット骨肉腫の遺伝子発現プロファイル解析
https://repo.qst.go.jp/records/63957
https://repo.qst.go.jp/records/63957f39f419a-6eb8-4004-b001-1eb4aace2377
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2010-07-23 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 放射線誘発ラット骨肉腫の遺伝子発現プロファイル解析 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
臺野, 和広
× 臺野, 和広× その他× 臺野 和広 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 骨肉腫は、小児期に多く発症する悪性の腫瘍であるとともに、放射線による内部被ばくや、放射線癌治療後の二次癌としても発症することが知られている。これまで、骨肉腫にはp53、Rb遺伝子を始めとするG1/S細胞周期チェックポイントの異常が関与することが知られているが、ゲノム異常の複雑性から、それ以外の遺伝子の関与はあまり明らかにされていなかった。本研究では、放射線で誘発されたラット骨肉腫における遺伝子の発現異常を網羅的にとらえることを目的とし、骨親和性放射性核種の1つであるプルトニウムを注射投与したラットに誘発された骨肉腫についてマイクロアレイを用いた遺伝子発現プロファイル解析を行った。組織学的解析により、骨肉腫は、骨芽細胞(骨形成細胞)における異常によって生じると考えられていることから、発現プロファイルを骨肉腫と正常骨芽細胞間で比較した結果、骨肉腫において異常な発現をしている遺伝子を多数見出した。これらの遺伝子の中には、細胞接着、細胞分化、Srcチロシンキナーゼ、Wnt/β-cateninシグナル伝達経路や腫瘍に関連する遺伝子等、骨形成や癌化に重要な役割を果たしている遺伝子が含まれていた。さらに、免疫組織化学染色、ウェスタンブロット法を用いて、骨肉腫におけるβ-cateninの細胞核および細胞質への移行、さらには、同タンパク質の主要な抑制因子であるGSK-3βの著しい減少を観察したことから、放射線誘発骨肉腫においてWnt/β-cateninシグナル伝達経路が活性化していることが示唆された。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 平成21年度京都大学原子炉実験所専門研究会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2009-10-18 | |||||
日付タイプ | Issued |