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アイテム
がん治療における放射線治療と重粒子線治療の位置づけ オーバービュー
https://repo.qst.go.jp/records/63845
https://repo.qst.go.jp/records/63845abfba5c9-be89-4c20-a315-0f9caa5f9180
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2010-03-17 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | がん治療における放射線治療と重粒子線治療の位置づけ オーバービュー | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
鎌田, 正
× 鎌田, 正× 鎌田 正 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 1981年以降、がんは日本人の死因の第一位となり、がん治療が大きな問題となりつつある。がんの基礎研究、最先端技術の診断あるいは治療への応用が試みられているが、手術、放射線、抗がん剤、いずれをとってもがん治療として完全なものはないのが現状であり、がんの克服を目指しての研究が絶え間なく続けられている。 近年の放射線治療の歴史を振り返ると1960年代の?線治療用直線加速器の導入、更に1970年代のCTの出現、その治療応用である3次元治療計画の確立、その後の定位照射、強度変調放射線治療の出現、普及など目覚ましいものがある。 ?線治療は、いわゆる空間的な線量分布の改善を目指したアプローチから時間、生物学的なアプローチへと進んで来たと言える。一方、重粒子線はBragg peakを持ち、最初から優れた空間的な線量分布とさらに高LET放射線としての強い生物効果も期待できるもので、その治療応用は、1980年代から放射線医学総合研究所(放医研)が中心となって研究開発を進め、1993年には世界初の重粒子線治療専用装置(HIMAC)を完成した。 このような重粒子線治療あるいはX線定位照射や強度変調照射の登場は、ともに根治治療として広い意味での“放射線治療”の可能性を大きく拡げるものであり、がん治療における“放射線治療”の寄与という面で大きく貢献しているといえる。 重粒子線治療により多くの疾患で治療成績の向上が期待できるが、十分な知識と高度の技術を要する治療法であり、どこでも簡単にできるものではない。これは最近の高精度?線治療についても同様であり、人材育成、基盤整備の推進が日本で“放射線治療”が根治治療としての本来の役割を担えるかどうかの最大の課題である。いずれにしても重粒子線とX線治療の両者の健全な発展ががん治療を行う上で重要であろう。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第9回重粒子医科学センターシンポジウム 先端科学と社会の接点-粒子放射線生物研究の展開と先進治療- | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2009-12-19 | |||||
日付タイプ | Issued |