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アイテム
共焦点レーザ顕微鏡法を用いたラット体性感覚野における脳血流動態の時空間解析
https://repo.qst.go.jp/records/63719
https://repo.qst.go.jp/records/637193810a97e-d975-47e0-a640-3cca5bfae647
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2009-11-25 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 共焦点レーザ顕微鏡法を用いたラット体性感覚野における脳血流動態の時空間解析 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
川口, 拓之
× 川口, 拓之× その他× 川口 拓之 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【目的】様々な生理条件に対する脳微小循環の調節機構を解明することを目的とし、共焦点レーザ顕微鏡により取得したラット体性感覚野における脳血流動画像を解析した.脳表では生理状態に応じて血管の収縮及び平行移動が生じるため,異なる生理条件下での同一画素における血行動態の対比は困難である.そこで,生理状態が変化しても連続した血管間の連結が不変であると仮定し,血管枝ごとに血行動態を解析する手法を開発した.【方法】イソフルレン麻酔下の6-8週齢SDラットの体性感覚野を暴露し,共焦点レーザ顕微鏡により70.1ms間隔で動画像を取得した.FITC染色した赤血球と血漿マーカー(QDot605, invitrogen)の混合液を画像取得開始から数秒後に外頚動脈から内頚動脈へとボーラス投与し,観察領域での蛍光を分光計測した.計測した動画像において時間軸方向に連続して一定以上の強度を有する画素を血管領域とした.血管領域の各画素で蛍光剤が投与開始から最も早く現れる時間(tA)を算出し,その時間分布を基に動脈と静脈に分割した.動静脈を各々細線化し,連結点を基準に血管枝に分割した.以上を異なる生理状態下で取得した動画像に適用し,同一個体の対応する血管枝ごとにtA,各画素で蛍光が検出され続けた時間tE,血管径Dの変化を求めた.【結果と考察】安静時に血漿成分は赤血球成分よりもtAが小さく,tEとDが大きくなるというこれまでの知見と一致する結果が得られた.このことから,血管枝を基準とした解析が妥当であることが示唆される.また,ニトロプルシドナトリウム投与時や前肢電気刺激負荷時の血漿動態を安静時と比較すると,前者では画像全域で均質な変化を示したのに対し,後者では局所的に多様な変化を示す結果が得られた.【結論】血管枝に着目した解析手法により,様々な生理条件下での脳微小循環動態を評価することが可能である. | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第21回 日本脳循環代謝学会総会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2009-11-20 | |||||
日付タイプ | Issued |