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アイテム
血管平滑筋細胞における放射線誘導性アポトーシス修飾因子の解析
https://repo.qst.go.jp/records/63709
https://repo.qst.go.jp/records/6370974c1c241-eb37-4013-b9be-fb12c9e53106
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2009-11-18 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 血管平滑筋細胞における放射線誘導性アポトーシス修飾因子の解析 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
中島, 徹夫
× 中島, 徹夫× 王, 冰× 根井, 充× 中島 徹夫× 王 冰× 根井 充 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 放射線による血管系への影響としてアテローム性動脈硬化症との関連が指摘されている。しかしながらその機構は未だ明らかではない。アテローム性動脈硬化症の発症・進展には多くの因子が関係しているが、血管平滑筋細胞のアポトーシスもそのひとつとして考えられている。アテローム性動脈硬化症の修飾因子としては酸化ストレス、あるいは酸化型LDL(低密度リポタンパク質)などアポトーシス誘導能を持つものが多い。しかしながら動脈硬化症の発症と進展において血管平滑筋細胞のアポトーシスの関与について放射線影響との関連からの解析は行なわれていない。そこで我々はマウス血管平滑筋細胞を用いて、動脈硬化関連因子との共存条件下における放射線誘導性アポトーシスについて評価した。 (実験方法) 5週令のC57BL/6J雄マウスを用いてコラゲナーゼ消化法により血管平滑筋組織を採取、そこから培養細胞を得た。コンフルエントの状態になった細胞を0.1%血清存在下に置いて増殖抑制したものを実験に使用した。アポトーシスはHoechst33342染色による蛍光顕微鏡下観察、あるいはcaspase3/7の活性測定を基に評価した。H2O2(0.5 mM)は照射30分前にまた酸化型LDL(20mg/ml)は1時間前に導入してから照射を行なった。X線照射は1.2 Gy/minで10Gyの照射を行ない、照射後24時間後でのアポトーシスを評価した。 (結果と考察) 血管平滑筋細胞におけるアポトーシスは放射線単独ではあまり生じないが、H2O2の存在下においても放射線アポトーシス誘導に影響はみられない。しかしながら酸化型LDLとの共存下では有意に相乗的増加がみられた。さらに酸化型LDLと放射線の共存下においてはアポトーシスの増幅が認められるがLDLでは検出されなかった。これらのことからアポトーシスが放射線と酸化型LDLの組み合わせで増幅誘導されることが明らかになった。本誘導現象がどのような機構で生じうるのかを各種キナーゼ阻害剤を用いた結果を含め報告、議論する。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第52回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2009-11-13 | |||||
日付タイプ | Issued |