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アイテム
イメージングバイオマーカーによるうつ病の診断・治療に関する研究
https://repo.qst.go.jp/records/62925
https://repo.qst.go.jp/records/629255fc0b0c1-49aa-42b1-8bf9-c3210fdc0805
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2008-12-17 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | イメージングバイオマーカーによるうつ病の診断・治療に関する研究 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
須原, 哲也
× 須原, 哲也× 高野, 晴成× 高橋, 英彦× 荒川, 亮介× 伊藤, 浩× 須原 哲也× 高野 晴成× 高橋 英彦× 荒川 亮介× 伊藤 浩 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | つ病のイメージングバイオマーカーとしては、抗うつ薬の作用機序との関連からモノアミン系がまず考えられる。Positron Emission Tomography (PET)ではセロトニン系、ドーパミン系ともにシナプス前トランスポーターやシナプス後受容体等の様々な機能が測定可能である。また、当施設ではノルエピネフリントランスポーターのPET測定用リガンドも開発しており、臨床応用すべく基礎的な検討を行っている。なかでもセロトニントランスポーターはSSRIの作用点であるため、報告される結果は必ずしも一致していないものの、うつ病の研究はこれを中心に行われている。一方で、老年期のうつ病では異なったアプローチも必要である。老年期に認知症と並んで頻度の高いうつ病は、近年アルツハイマー型認知症への移行や合併が少なくないことが指摘されており、診断的にも治療的にも両者の関連を検討することは重要であると考えられる。アルツハイマー病に関してはごく最近、多施設大規模研究Alzheimer Disease Neuroimaging Initiative (ADNI)が開始され、PETでグルコース代謝やアミロイド蓄積量を測定しており、画像エビデンスの蓄積に期待が寄せられている。その結果もまた、老年期のうつ病の診断や治療方針の策定に有用である可能性がある。これらを踏まえ、老年期のうつ病患者を対象に、PETを用いてセロトニントランスポーター([11C]DASB)、グルコース代謝([18F]FDG)およびアミロイド([11C]PIB)のイメージングを開始している。 対象と方法 対象は60歳以上85歳未満でDSM-IVで大うつ病性障害の診断を満たす患者であり、除外基準として希死念慮のあるもの、その他の精神疾患の合併、Mini-Mental State Examinationの総点が23点以下、明らかな脳器質疾患(脳血管障害等、パーキンソン病および類縁疾患)、重篤な身体疾患があるもの等とした。臨床評価としては、Hamilton抑うつ尺度、老年うつ病尺度、記憶機能、Frontal Assessment Scale などの前頭葉機能検査を施行した。PETはSiemens ECAT HR+にて[11C]DASBでは2Dモードで90分間、[11C]PIBでは3Dモードで70分間のダイナミック撮像を行い, [18F]FDGでは3Dモード、10分間のスタティック撮像を行った。また、1.5TのMRIを用いてT1, T2強調画像を撮像した。さらに、健常対照群も同様のプロトコールでPET, MRI, 神経心理検査を施行した。なお、本研究は放射線医学総合研究所の治験等審査委員会の承認を受け、研究内容を文書で説明し、研究参加者本人から書面による同意を得た上で行っている。 結果とまとめ 現在までに、健常2例、うつ病3例(服薬2例、未服薬1例)の検査を行っている。報告会ではその臨床症状、神経心理検査、画像解析の結果等の途中経過を報告したい。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 平成20年度厚生労働省精神神経疾患研究委託費研究報告会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2008-12-15 | |||||
日付タイプ | Issued |