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アイテム
高線量放射線障害におけるTNFαの役割
https://repo.qst.go.jp/records/62885
https://repo.qst.go.jp/records/6288574384bac-e470-4c2a-b5cd-6b8c55ed1554
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2008-11-26 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 高線量放射線障害におけるTNFαの役割 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
柴田, 知容
× 柴田, 知容× 蜂谷, みさを× 宮村, 太一× 明石, 真言× 柴田 知容× 蜂谷 みさを× 宮村 太一× 明石 真言 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 腫瘍壊死因子(TNFα)は多様な生理活性を有する炎症性サイトカインであり、免疫経路を活性化するなど、生体防護機構の重要な因子であるが、過剰もしくは不適切な産生は生体に障害を及ぼし、敗血症やクローン病などの病因となる。近年、放射線による生体組織の炎症反応や細胞障害にはTNFαが関与し、抗TNFα薬剤で放射線障害を抑えることが報告されている。一方で、TNFα投与が放射線被ばく後の生存率を上げる報告もされており、放射線障害におけるTNFαの役割はいまだ明確ではない。そこで、高線量放射線障害におけるTNFαの役割を明確化するため、TNFαノックアウト(TNFα-/-)マウスを用いて実験を行った。BALB/c TNFα+/+、TNFα-/-マウスの6 Gy全身照射後30日の生存率はTNFα+/+マウスでは100%であるが、TNFα-/-マウスでは54%となり、TNFα+/+マウスに較べてTNFα-/-マウスに有意な生存率の低下がみられた。TNFα-/-マウスにrecombinant TNFαを腹腔内投与すると、照射後の生存率が100%に快復した。照射15日後には、TNFα+/+マウスに較べてTNFα-/-マウスには著名な赤血球数、ヘモグロビン(Hb)値、ヘマトクリット(Ht)値の減少がみられたが、それ以外の血球数には差がみられなかった。また、TNFα+/+マウスに較べてTNFα-/-マウスには有意な血清鉄値の上昇がみられた。肝機能検査値には差がみられず、組織解析でも消化管など出血を含めた各臓器の障害に差はみられなかった。以上の結果から、TNFα+/+マウスに較べてTNFα-/-マウスでは放射線照射によってより重度な貧血を生じ、鉄代謝機構に障害が生じているとみられ、TNFαは放射線による血液障害に重要な役割を果たしていることが示唆された。現在、この機構について解析中である。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会 第51回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2008-11-21 | |||||
日付タイプ | Issued |