WEKO3
アイテム
炭素重粒子線全身照射によるマウス骨髄死と放射線防御剤の効果
https://repo.qst.go.jp/records/62874
https://repo.qst.go.jp/records/62874c8e25334-5fe1-464c-9256-278cd9a1a1d5
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
公開日 | 2008-11-25 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 炭素重粒子線全身照射によるマウス骨髄死と放射線防御剤の効果 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
安西, 和紀
× 安西, 和紀× 上野, 恵美× 安西 和紀× 上野 恵美 |
|||||
抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 放射線治療の質を向上させるための考え方の一つに、腫瘍組織の線量を高めつつ正常組織の障害を防ぐことがある。重粒子線治療はブラッグピークの存在によりX線やγ線などの低LET放射線に比べて正常組織の障害は少ないという利点を有するが、入り口部分では線量はゼロではなく障害が起こりうる。我々はこれまでに、抗酸化・ラジカル消去を基本としてX線に対して放射線防御効果を有するいくつかの化合物を見いだしてきた。今回、これらの化合物がさらに重粒子線に対しても有効であるかどうかを調べることを目的とした。 C3Hマウスを用いて炭素線(290MeV)を全身照射した場合のLD50/30を決定した。290MeV, SOBP 6 cm、照射野10 cmのビームで様々な線量でマウスを全身照射した時の30日生存率からLD50/30を求めた。その結果、炭素重粒子線のLD50/30として約5.5 Gyという値が得られた。このLD50/30の値はX線で得られている6.6 Gyよりも小さく、炭素重粒子線の生物効果がX線よりも強いことが示された。これらの値から、骨髄死をエンドポイントとした場合のRBEは1.2となった。 次いで、放射線防御剤としてシステアミン、WR-2721、亜鉛酵母、γ-TDMGの効果を調べた。290MeV, SOBP 6 cm、照射野10 cmのビームでマウスを6.0 Gy全身照射した。照射30分前(システアミン、WR-2721)あるいは照射直後(亜鉛酵母、γ-TDMG)に適当な量の防御剤を腹腔内投与して30日生存率を調べた。まだ予備的な結果しか得られていないが、これまで調べてX線で有効であった化合物は、炭素粒子線においても有効であった。 |
|||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第51回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2008-11-21 | |||||
日付タイプ | Issued |