WEKO3
アイテム
同様のLET値で核種が異なるイオンビームによるクロマチン損傷の修復動態の違い
https://repo.qst.go.jp/records/62872
https://repo.qst.go.jp/records/62872bfbe7717-aa2e-4fb8-a040-eaf35d1aea87
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
公開日 | 2008-11-25 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 同様のLET値で核種が異なるイオンビームによるクロマチン損傷の修復動態の違い | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
鶴岡, 千鶴
× 鶴岡, 千鶴× 鈴木, 雅雄× 劉, 翠華× 古澤, 佳也× 岡安, 隆一× 安西, 和紀× 鶴岡 千鶴× 鈴木 雅雄× 劉 翠華× 古澤 佳也× 岡安 隆一× 安西 和紀 |
|||||
抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【目的】高LET放射線の生物効果に関して、同様のLET値のイオンビームであっても照射される核種が異なると、LET-RBE曲線の形が異なるという報告がされている。昨年までの本学会において、炭素、ネオン、シリコン、鉄イオンの4種類の加速核種による、細胞致死、突然変異、修復されずに残ったクロマチン損傷誘発頻度といった放射線照射後の損傷修復を経て現れる生物学的エンドポイントでは、加速核種及びLET依存性が認められたが、照射直後に観察されるクロマチン損傷誘発の様な修復がほぼ起きていない生物学的エンドポイントでは加速核種及び100keV/um以降のLET依存性は認められないことを報告した。本年は、同様のLET値において加速核種が異なるときのクロマチン損傷の修復動態の違いを明らかにすることを目的とした研究を行った。 【方法】細胞はヒト胎児皮膚由来正常細胞を用いた。加速核種は放医研HIMACで実験可能な炭素、ネオン、シリコンイオンを用い、それぞれの核種で約100keV/umのイオンビームによって誘発されたクロマチン切断の再結合の動態を照射後24時間に渡り調べた。クロマチン損傷は早期染色体凝縮法(PCC法)用いた。 【結果】照射24時間後に修復されずに残ったクロマチン切断残存率は、炭素、ネオンイオンにおいてはほぼ同程度だったのに対し、シリコンイオンでは他の核種に比べて高い値を示した。さらに照射30分後に観察されたクロマチン切断残存率は、シリコンイオンで最も低く炭素イオンで高い値を示した。これらのことより、加速核種が異なることによるクロマチン切断残存率の違いは、照射後すぐに起こる修復及び、照射後一定時間経過した後に起こる修復それぞれの関与の仕方が異なる結果であることが考えられる。 |
|||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会 第51回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2008-11-21 | |||||
日付タイプ | Issued |