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アイテム
C3H/Heマウスにおける体外受精時の第二極体放出抑制現象についての解析
https://repo.qst.go.jp/records/62770
https://repo.qst.go.jp/records/627709715d3a6-a76a-4823-9871-73157fd70402
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2008-10-08 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | C3H/Heマウスにおける体外受精時の第二極体放出抑制現象についての解析 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
太田, 有紀
× 太田, 有紀× 長尾, 慶和× 金子, 由美子× 矢野, 浩子× 島田, 義也× 酒井, 一夫× 鬼頭, 靖司× 太田 有紀× 長尾 慶和× 金子 由美子× 矢野 浩子× 島田 義也× 酒井 一夫× 鬼頭 靖司 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【目的】マウスの体外受精(IVF)は,発生工学分野において必須な技術であり,近年のリソース化に伴いその重要性が再認識されている。ところが,現在一般的に用いられているIVF条件で必ずしも全近交系にて高い受精率が得られるわけではなく,未だ改良を必要としている。実験動物として多用されているC3H/HeのIVFにおいては,高カルシウム(Ca)濃度のmHTFにて高い受精率を示すことが分かっている。一方我々は,卵丘細胞裸化卵子を用いmHTF下でIVFを行った場合には,第二極体(PBII)の放出が有意に抑制されるという特異現象を見いだしたので,その詳細について解析した。【方法】この現象には本系統特異的にCa濃度が関与しているとの仮説を立て,IVFにおけるCa濃度の影響について調査するために,以下の実験を行った。1)受精培地中の様々なCa濃度(1.7-6.8mM)に対する感受性,2)卵丘細胞がPBII放出抑制に与える影響,3)Ca濃度感受性についての他系統(C57BL/6JおよびBDF1)との比較,4)BDF1とのハイブリッド実験によるPBII放出抑制現象の雌雄配偶子特異性。【結果と考察】C3H/Heにおいては,HTFのCa濃度の上昇(1.7-6.8mM)に伴いPBII未放出受精卵率が有意に増加し(1.7mM Ca: 2%, 6.8mM Ca: 29%, P<0.05),卵丘細胞の存在下でその増加は緩和された。また,高Ca濃度存在下でのPBII放出抑制は他系統では有意な差が見られなかったことから,この現象はC3H/He系統特異的であることが示された。ハイブリッド実験では,精子の系統にかかわらず,卵子供与系統がC3H/Heである場合にのみ,高Ca濃度下にてPBII放出抑制現象が有意に増加した。以上のことから,高Ca濃度下におけるIVF時のPBII放出抑制現象は,C3H/He系統の卵子特有の現象であることが示された。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第101回日本繁殖生物学会大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2008-09-20 | |||||
日付タイプ | Issued |