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  1. 学会発表・講演等
  2. 口頭発表

炭素イオンで誘発されるバイスタンダー細胞致死効果のヒト正常細胞とがん細胞の違い

https://repo.qst.go.jp/records/62581
https://repo.qst.go.jp/records/62581
f582c536-3a53-4aa2-8397-83be3c9e6961
Item type 会議発表用資料 / Presentation(1)
公開日 2008-06-23
タイトル
タイトル 炭素イオンで誘発されるバイスタンダー細胞致死効果のヒト正常細胞とがん細胞の違い
言語
言語 jpn
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f
資源タイプ conference object
アクセス権
アクセス権 metadata only access
アクセス権URI http://purl.org/coar/access_right/c_14cb
著者 鈴木, 雅雄

× 鈴木, 雅雄

WEKO 618219

鈴木, 雅雄

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鶴岡, 千鶴

× 鶴岡, 千鶴

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鶴岡, 千鶴

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安田, 仲宏

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安田, 仲宏

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小西, 輝昭

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小西, 輝昭

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北村, 尚

× 北村, 尚

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北村, 尚

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鈴木 雅雄

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en 鈴木 雅雄

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小西 輝昭

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北村 尚

× 北村 尚

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en 北村 尚

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抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 【はじめに】
 近年、プルトニウムから放出されるアルファ線やヘリウムイオンマイクロビームを利用した粒子放射線低フルエンス照射実験によって、直接粒子線のヒットを受けた細胞がそのストレスに対して“一次的”な応答をした結果、その近傍にある直接粒子線のヒットを受けていない細胞に何らかのメカニズムによって“二次的”な応答が生じ、細胞集団として放射線生物作用を修飾する、とするバイスタンダー効果と呼ばれる現象が、特に低線量放射線生物影響研究の分野で注目されている。この現象は、粒子線を含んだ低線量放射線被曝や重粒子線のがん治療で生じている細胞レベル・分子レベルでの生物応答解明に対して重要な鍵を握るものであると考える。しかしながら放射線誘発バイスタンダー効果の誘導機構についてはまだまだ不明な点が多く、現在は世界各国それぞれの研究室で断片的な状況証拠が集められているのが現状である。さらにそれら研究の大多数が238Puから放出される低エネルギーアルファ粒子やヘリウムイオンマイクロビームを利用した照射実験によるものであり、現在 HIMACでがん治療に用いられている炭素イオンのようなヘリウムよりも原子番号の大きな核種のイオンビームによる低フルエンス照射の生物影響研究やバイスタンダー効果研究は現段階で非常に限られているのが現状である。
 本研究は、ヘリウムよりも原子番号の大きな、現在HIMACでのがん治療に用いられている炭素のイオンビームに対する細胞致死効果のバイスタンダー効果誘導の違いをヒト由来の正常細胞とがん細胞で明らかにすることを目的として計画した。
【材料・方法】
 細胞は、ヒト正常細胞として胎児皮膚由来線維芽細胞を、がん細胞としてメラノーマ由来がん細胞株をそれぞれ用いた。炭素イオンビーム(核子当たり6MeV)の照射は、HIMACの中エネルギービーム照射室で行った。バイスタンダー効果誘導の有無を明らかにするために、用いるイオンビームのエネルギーが低いことを利用して、サンプル細胞面の一部分を遮蔽板で覆い隠すことによりその領域の細胞を炭素イオンビームの直接ヒットから除外し、イオンビーム照射時に直接イオンビームを照射される細胞集団の中に同時にイオンビームの直接照射を受けない細胞集団を共存させ、バイスタンダー細胞を作り出した。この照射法を用いて、以下に示四つの異なる照射プロトコールに従い炭素イオンを照射し、コロニー形成法によって細胞致死効果を調べ、バイスタンダー効果誘導の有無を検証した。
 ? 細胞付着面全体に一定数のイオンを照射
 ? 細胞付着面全体を照射したサンプルと非照射のサンプルを照射後一対一で混合
 ? 細胞付着面の半分のみを照射
 ? 半分のみを照射し、同時に細胞間情報伝達阻害剤を併用
【結果】
 正常細胞の細胞生存率は、?と?の条件でほぼ等しく、?の条件で前者より有意に高かった。この結果は、?の条件で実際にイオンビームのヒットを受けていない細胞も何等かのメカニズムによって細胞死に導かれた事を明確に示すものであり、バイスタンダー効果が誘導されている事を示唆している。しかしながら、がん細胞では、?と?の条件で等しくなるのではなく、むしろ?と?の条件で生存率が同レベルとなり、?の条件に比べて有意に高い生存率を示した。このことから、がん細胞では正常細胞で観察されたようなバイスタンダー細胞致死効果が誘導されていないことが示唆している。また、正常細胞において?の照射条件で同時に細胞間情報伝達を遮断した場合(?)は、細胞生存率は?の条件の場合とほぼ同レベルまで高くなることが判った。
【考察・結論】
 今回得られた結果は、ヘリウムよりも原子番号の大きな核種である炭素のイオンビームによってもヒト正常細胞の細胞致死効果にバイスタンダー効果が誘導されるががん細胞ではバイスタンダー効果による細胞致死が誘導されないこと、正常細胞におけるバイスタンダー誘導メカニズムとして接触した細胞間のギャップジャンクションを介した細胞間情報伝達機構が重要な意味を持っていること、を明確に示すものである。現段階で、正常細胞・がん細胞それぞれ一種類の実験データではあるが、バイスタンダー効果誘導における正常細胞とがん細胞の違いを利用することによって、がん細胞への殺傷能力をより強固に誘導し、同時に周囲の正常組織への悪影響をより一層の軽減できるような照射法あるいはそのような照射法を導くための薬剤との併用法の確立の手がかりを与えるものと考える。
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等)
内容記述タイプ Other
内容記述 第38回放射線による制癌シンポジウム、第47回日本医学放射線学会生物部会学術大会
発表年月日
日付 2008-06-21
日付タイプ Issued
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Ver.1 2023-05-15 21:29:09.555710
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