WEKO3
アイテム
緊急被ばく医療のための線量評価法の問題点
https://repo.qst.go.jp/records/61870
https://repo.qst.go.jp/records/6187044156406-5e39-4533-adaa-c2d449389697
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2006-10-30 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 緊急被ばく医療のための線量評価法の問題点 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
藤元, 憲三
× 藤元, 憲三× 藤元 憲三 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 治療が必要となりそうな程度の放射線被ばく事故が発生した場合、被ばく患者への線量を至急に評価することが望まれる。この線量評価に要する時間は被災者の治療行為を考えた場合、特に考慮すべき重要なファクターであり、早ければ早い方が被災者への救済処置を適切に準備することができる。一般的に2日以内に50%の精度で線量評価することが望まれている。 放射線被ばく事故時に適用できる様々な線量評価法が存在している。ここではそれらの方法を外部被ばく線量評価方法、内部線量評価方法、体表面汚染のための線量評価方法、中性子線被ばく時線量評価方法に分類し、検討を行った。中性子線被ばくは外部評価の一形態であるが、放射化などの特殊性があるため、別扱いとした。 外部被ばく線量評価法として、個人線量計、エリアモニタ、前駆症状による評価法、血液成分による方法、染色体異常線量評価法、線量再構築、ESR法、環境中のTL物質利用法を、内部被ばく線量評価法として、ホールボディカウンタ、甲状腺モニタ、肺モニタ、バイオアッセイ法、スワブ法を、体表面汚染のための線量評価法として、表面汚染サーベイメータを、中性子線被ばく時線量評価法としては上記のいくつかのものを用いることが出来るが、ここでは特に放射化物質の計測による線量評価法を取り扱った。 ここではJCO事故時の経験も踏まえ、それらの方法の長短をレビューし、緊急時への適用の可能性について検討する。 利用可能な線量評価法は事故の性質や事故時の状況にも大きく依存する。また、大まかな推定値しか提供できない方法もある。特に、線量評価に必要な時間にのみ着目すると、数時間内に結果が見いだせるものとして、ディジタル個人線量計、エリアモニタ、前駆症状、ホールボディカウンタ、甲状腺モニタ、肺モニタ、スワブ法、表面汚染サーベイメータ、放射化物質の計測が、一日程度掛かるものとして、ガラス線量計、数日掛かるものとして、血液成分による方法、染色体異常線量評価法が、1週間を要するものとしてバイオアッセイ法、数週間から1ヶ月を要するものとして、線量再構築、ESR法、環境中のTL物質の利用がある。ここで、エリアモニタや前駆症状による評価法、スワブ法では大まかな線量評価しか得ることは出来ない。 これらの検討により、より適切な緊急時対応方法が準備することが出来ると共に、これから必要とされる線量評価法の検討課題が明確となる。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本保健物理学会第40回研究発表会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2006-06-09 | |||||
日付タイプ | Issued |