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アイテム
さまざまな重粒子線でのDNAレベルにおける突然変異誘発パターンの違い
https://repo.qst.go.jp/records/61790
https://repo.qst.go.jp/records/61790144fbe47-e42e-4227-bb33-8d73c8c6a383
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2006-09-19 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | さまざまな重粒子線でのDNAレベルにおける突然変異誘発パターンの違い | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
鶴岡, 千鶴
× 鶴岡, 千鶴× 鈴木, 雅雄× 古澤, 佳也× 岡安, 隆一× 鶴岡 千鶴× 鈴木 雅雄× 古澤 佳也× 岡安 隆一 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【目的】高LET放射線の生物効果に関して、同様のLET値のイオンビームであっても照射される核種が異なると、LET-RBE曲線の形が異なるという報告がされている。2003年の本学会において、炭素、ネオン、シリコン、鉄イオンの4種類の異なる加速核種において細胞致死のLET-RBE曲線は原子番号が大きくなるに従って高LET側にシフトする傾向を報告した。さらに2004年には、同様の4種類の加速核種においてhprt遺伝子座における突然変異誘発の線量効果関係が加速核種に依存して異なることを報告した。 本年は、DNAレベルでの突然変異誘発の違いがLET・加速核種によりどのように異なるかを報告する。 【方法】細胞はヒト胎児皮膚由来正常細胞を用いた。hprt遺伝子座を標的とした6-チオグアニン耐性突然変異誘発クローンを採取し、DNA抽出した後、multiplex PCR法によりDNAレベルでの欠失の大きさの違いを検討した。加速核種は放医研HIMACで実験可能な炭素、ネオン、シリコン、鉄イオンを用いて、それぞれの核種において4から6LETについて調べた。 【結果】hprt遺伝子座の欠失はno change、total deletion、partial deletion、 complex deletion4種類に分類した。 炭素、ネオンイオンではコントロール、X線で多かったno change が減少しpartial deletionの頻度が増加したのに対し、シリコン、鉄イオンでは炭素、ネオンイオンに比べpartial deletionが減少しtotal deletionの頻度が増加した。またそれぞれの加速核種においてLET依存性をみたところ、シリコンイオンではLET依存性が認められなかったが、その他のイオンではLET依存性が認められた。さらに、炭素、ネオンイオンでは、同じ加速核種で加速エネルギーの異なる場合においても欠失のパターンが異なった。 これらの結果は、誘発突然変異クローンのDNAレベルにおける損傷が核種の異なるイオンビームのエネルギー付与構造の違いにより異なることを明確に反映されることを示すものであり、高LET放射線の生物効果誘発メカニズム解明に重要なポイントとなるものであると考える。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第49回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2006-09-08 | |||||
日付タイプ | Issued |