WEKO3
アイテム
放医研におけるリニアック治療の品質管理体制構築の試み
https://repo.qst.go.jp/records/61703
https://repo.qst.go.jp/records/61703b9bbc0ec-2e13-4fc1-9e68-f42ef97c1e38
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2006-08-03 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 放医研におけるリニアック治療の品質管理体制構築の試み | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
水野, 秀之
× 水野, 秀之× 金井, 達明× 遠藤, 真広× 佐方, 周防× 砂岡, 正良× 斉藤, 収三× 石居, 隆義× 鶴岡, 伊知郎× 鴇矢, 祐治× 草野, 陽介× 水野 秀之× 金井 達明× 遠藤 真広× 佐方 周防× 砂岡 正良× 斉藤 収三× 石居 隆義× 鶴岡 伊知郎× 鴇矢 祐治 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | はじめに 放射線品質管理士制度の発足から1年を経て、認定された品質管理士は300名を超えたが、実質的な改善はほとんどされていないのが現状である。独立した品質管理部門の設立の必要性から作られた資格ではあるが、現場の医療機関でそのための組織が作られたという報告は少ない。認定された品質管理士も、現場でとまどっている現状がある。 放医研においては、2005年6月からセンター長直属の組織として、放射線治療品質管理室が創設され、新規に専属スタッフが1名雇用された(Fig. 1 参照)。独立した部門として、現場の技師と協力しながら行った品質管理士業務について報告する。 \nリニアック・治療計画装置の受入試験・コミッショニング 受入試験に関しては、ベンダー提出の資料を検討し、不十分な点(レーザーポインターテスト等)、実情と合っていない点(照射野ランプ照度テスト等)を改善し、実施した。 コミッショニングテストに関しては、IAEA、ESTRO、AAPMのガイドライン等1)-5) を参考に手法を検討し、実施した。検証結果および要した時間等を病院QA委員会に報告し、臨床使用開始となった。 計画装置の誤差が大きいケースに関しては、改善するための手法も検討した(小照射野照射時のピクセルサイズ等)。 \n定期的QA リニアックに関しては、モニタ線量計校正に関する運用法や、毎朝・毎週の出力測定法、毎月のQA項目を定め、実践した。治療計画装置に関しては、MU値のマニュアル計算との比較手順の整備、コミッショニング結果を含めた治療計画作成時留意ノートを作成した。治療計画装置の出力したMU値とマニュアル計算MU値が大きく異なる場合には実測により確認も行った。 \n毎週のQAワーキンググループ 原則毎週、1時間程度、QAに関する実務的打ち合わせを行った。メンバーは品質管理士、技師、医学物理専門家、品質管理室業務サポート員で構成される。結果は親委員会である病院QA委員会へ報告される。また、この他、全医師・品質管理関係者に品質管理室NEWSを配信し、情報の共有化に努めている。 \n結語 品質管理業務は、フルタイム職員を雇ってもこなしきれないほど膨大であり、特にリニアック立ち上げ時には顕著である。通常の場合でも、医師の治療計画の確認、実測による検証、リニアックの毎月・半年毎・毎年のQA項目の検討・実践、新規医療技術の導入の検討等、臨床業務の片手間にできる業務量ではない。現段階ですべての施設で独立した組織の設立が可能とは思えないが、保険点数の申請を積極的に進め、ある程度の規模の放射線治療施設には独立した品質管理士室ができることを目標にしていくことが望まれる。 \n参考文献 1)Commissioning and Quality Assurance of Computerized Planning Systems for Radiation Treatment of Cancer (IAEA TRS430) 2)Quality assurance of treatment planning systems practical examples for non-IMRT photon beams (ESTRO 2004) 3)放射線治療計画のための品質保証(AAPM TG53 和訳版) 4)Tolerances for the Accuracy of Photon Beam Dose Calculations of Treatment Planning Systems, Radiother. Oncol. 60 (2001) 203-213 5)Commissioning and Quality Assurance of Treatment Planning Computers, Int. J. Radiation Oncology Biol. Phys. 26 (1993) 261-273 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第91回 日本医学物理学会 学術集会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2006-04-09 | |||||
日付タイプ | Issued |