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アイテム
突然変異スペクトラムにおける重粒子線の加速核種とLET依存性
https://repo.qst.go.jp/records/61553
https://repo.qst.go.jp/records/61553b85f36e4-b26e-44f1-96c8-88ec46cc421a
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2006-07-03 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 突然変異スペクトラムにおける重粒子線の加速核種とLET依存性 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
鶴岡, 千鶴
× 鶴岡, 千鶴× 鈴木, 雅雄× 古澤, 佳也× 岡安, 隆一× 鶴岡 千鶴× 鈴木 雅雄× 古澤 佳也× 岡安 隆一 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 目的:高LET放射線の生物効果に関して、同様のLET値であっても照射される核種が異なると、生物効果比(RBE)のLET-RBE曲線の形が異なるという報告がいくつかなされている。我々の研究結果からも、炭素イオンとネオンイオンによる細胞致死とクロマチン損傷誘発のLET-RBE曲線の極大のピークが高LET側にシフトすることを示し、炭素イオン、ネオンイオン、シリコンイオン、鉄イオンによる正常細胞の細胞致死効果においてLET-RBE曲線の形が異なることを示した。さらに、昨年の本学会で、hprt遺伝子座の突然変異誘発における線量率効果関係においても、細胞致死同様に加速核種が異なるとLET-RBE曲線の形が異なることを報告した。 そこで我々は、昨年に引き続き正常細胞を用い、hprt遺伝子座に関する突然変異誘発効果のDNAレベルでのLETと加速核種の依存性について調べた。 材料・方法:細胞はヒト胎児皮膚由来正常細胞を使用した。hprt遺伝子座を標的とした6-チオグアニン耐性クローンを単離し、DNAを抽出した後、hprt遺伝子座の9個のエクソン領域における欠失のパターンをmultiplex PCR法で観察することにより、LET・加速核種の違いによるhprt遺伝子座の欠失の違いを見た。用いた加速核種は炭素イオン、ネオンイオン、シリコンイオン、鉄イオンの4種類でそれぞれ5〜8LETについて調べた。比較対照として、200kV, 20mA, X線を使用した。 結果:欠失のおこり具合を、エクソン1〜9まで一つも欠失がない場合のno change、エクソン1〜9間ですべてが欠失している場合のtotal deletion、エクソンの連続した一つ以上が欠失している場合のpartial deletion、さらに、partial deletionの中でも連続していないエクソンの欠失のcomplex deletion、4種類に分類した。 X線ではpartial deletion が28.1%,でno change が71.9%となり、no changeが大半を占めた。イオンビームでは、炭素イオン、ネオンイオン、シリコンイオン、鉄イオンと原子番号か大きくなるにつれて、partial deletionが70.0%(C135MeV/n)、96.3%(C290MeV/n)、51.8%(Ne230MeV/n)、72.7%(Ne400MeV/n)、55.4%(Si490MeV/n)、37.0%(Fe500MeV/n)と割合が小さくなる傾向を示した。それに対し、total deletionでは18.0%(C135MeV/n)、3.7%(C290MeV/n)、10.7%(Ne230MeV/n)、22.7%(Ne400MeV/n)、43.4%(Si490MeV/n)、61.1%(Fe500MeV/n)となり、partial deletionとは反対に割合が増加した。 結論:以上の結果より、突然変異クローンの遺伝子欠失のようなDNAレベルでの現象において、核種が異なると誘発される突然変異クローンの欠失のパターンの違いが異なることがわかった。また、昨年度報告した細胞レベルでの効果の結果と、本年度のDNAレベルでの効果の結果より、突然変異誘発の量的・質的な関係において、異なる加速核種・エネルギーに伴う生体へのエネルギー付与構造のわずかな違いが生物効果として明確に反映されることを示したものであり、高LET放射線の生物効果のメカニズム解明に重要なポイントとなるものであると考えられる。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第36回放射線による制癌シンポジウム 第45回日本医学放射線学会生物部会学術大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2006-07-01 | |||||
日付タイプ | Issued |