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アイテム
マーシャル諸島で採取した土壌中のPu同位体比
https://repo.qst.go.jp/records/61498
https://repo.qst.go.jp/records/614989e7958b6-a802-4dc3-99f8-99badca0ee42
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2006-06-19 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | マーシャル諸島で採取した土壌中のPu同位体比 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
村松, 康行
× 村松, 康行× 吉田, 聡× 内田, 滋夫× 田仲, 睦× 村松 康行× 吉田 聡× 内田 滋夫× 田仲 睦 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 1. はじめに 1946年〜1958年にかけマーシャル諸島北部のBikini環礁及びEnewetak環礁において多くの核実験が行われた。その結果放出された種々の核分裂生成物や放射化生成物により同地域の広い範囲が汚染された。放射性核種の種類や量は実験に用いられた核爆弾の種類や規模により異なる。Puは同地域において現在検出される汚染物質の中でも比較的濃度が高いことが知られている。しかし、Puの同位体のうち最も量の多い239Puと240Puについてその割合に関する報告は極限られたものしか無い。(これは、通常のアルファ線スペクトロメトリー法では両核種のエネルギーが近いため分離測定が難しいことに起因している。)240Pu/239Pu比を求めることは汚染源の解明や同地域におけるPuの環境移行の評価に役立つ。そこで、我々はICP-MSを用いマーシャル諸島の異なる島で採取した土壌中のPu濃度と同位体比を測定した。 \n2. 分析法 マーシャル諸島の土壌試料は米国Lawrence Livermore国立研究所が採取し保管している試料のうち7試料を用いた。また、IAEAが比較標準物質として作成したマーシャル諸島の堆積物(IAEA-367)も測定した。(これらの試料はすでにアルファ線スペクトロメトリー法で239+240Puの値は出されているが、240Pu/239Pu比に関する情報はない。) 試料からのPuの分離・測定法(Muramatsu et al. JAAS, 14, 859-865, 1999)の概要は次の通りである。まずスパイクとして既知量の242Puを加え、試料を500℃で加熱し有機物を分解した後、硝酸でPuを抽出した。その溶液をイオン交換樹脂(Dowex 1x8)または抽出クロマトグラフィー(TEVA)に通しPuの分離濃縮を行った。測定にはICP-MSを用い、239Pu、240Pu、242Puの濃度及びそれらの比を測定した。(なお、試料は植物防疫所の許可を得て輸入し、Puの分離及びICP-MS測定は核燃使用施設において行った。) \n3. 結果 7種類の試料に含まれる239+240Pu濃度範囲は、220〜1420 Bq/kg (dry)であり、また、IAEA-367は39.5 Bq/kg であった。濃度が最大を示した試料は、Enewetak環礁のRunit島で採取した土壌であった。一方、240Pu/239Pu比は0.06〜0.31の範囲にあった。0.06と低い240Pu/239Pu比を示した試料は、濃度が最大値を示したRunit島の試料であり、これはPu爆弾のclose-in falloutの影響と考えられる。0.3を越える高い240Pu/239Pu比はBikini環礁のBikini島で採取した3試料で見られた。これは、同じBikini環礁のNamu島で行われたCastle-BRAVO実験といわれる水爆実験による影響を受けている結果と考える。Komura et al. (Health Phys. 46, 1213-9, 1984)はBRAVO実験で汚染された第5福竜丸に付着していた灰の分析をLx/a-ray法を用い測定し、240Pu/239Pu比として0.338±0.051という値を得ている。これは今回得られたBikini島の試料の比と誤差範囲を考えると同様な値である。その他の島における240Pu/239Pu比は0.06と0.3の間の値であり、主としてこれらのソースが混ざったものと考えられる。 分析結果の詳細や他の核種との関係等については発表時に述べる。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第38回理工学における同位元素・放射線研究発表会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2001-07-13 | |||||
日付タイプ | Issued |