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  1. 学会発表・講演等
  2. 口頭発表

土壌細菌による田面水からのテクネチウムの除去

https://repo.qst.go.jp/records/61449
https://repo.qst.go.jp/records/61449
3f9101da-3988-413c-8cbb-4f3cf3f8e65e
Item type 会議発表用資料 / Presentation(1)
公開日 2006-06-13
タイトル
タイトル 土壌細菌による田面水からのテクネチウムの除去
言語
言語 jpn
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f
資源タイプ conference object
アクセス権
アクセス権 metadata only access
アクセス権URI http://purl.org/coar/access_right/c_14cb
著者 石井, 伸昌

× 石井, 伸昌

WEKO 607936

石井, 伸昌

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田上, 恵子

× 田上, 恵子

WEKO 607937

田上, 恵子

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内田, 滋夫

× 内田, 滋夫

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内田, 滋夫

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石井 伸昌

× 石井 伸昌

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en 石井 伸昌

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田上 恵子

× 田上 恵子

WEKO 607940

en 田上 恵子

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内田 滋夫

× 内田 滋夫

WEKO 607941

en 内田 滋夫

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抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 【目的】テクネチウムは周期律表の43番目に位置し,天然に安定同位体が存在しない元素として知られている.放射性テクネチウムの中でも,物理的半減期が約21万年と非常に長いテクネチウム-99(99Tc)は,過去には大気圏内核実験による大気中への放出,現在では核燃料再処理施設からの放出により環境中に蓄積することが懸念されている.また,Tcの主要な化学形態の一つであるTcO4-は,植物に吸収されやすいことが知られており,植物を介した人体への移行が問題となる.したがって,環境中におけるTcの挙動を明らかにすることは重要である.そこで,湛水した水田土壌の田面水におけるテクネチウムの挙動について研究を行った.
【方法】水田土壌(灰色低地土)を0.3%グルコース水で湛水し,1週間培した.培養後,田面水のみを別の容器に回収し,溶液サンプルにトレーサーとして可溶性の95mTcO4-を添加した.これをさらに4日間25℃で培養した後,孔径0.2μmのフィルターで可溶性と不溶性のTcに分別した.濾液中の可溶性Tcは,さらにTcO4-を特異的に捕集するTEVA樹脂を用い,TcO4-と,TcO4-以外の可溶性Tcに分別した.各処理により捕集された95mTcの計数率は,NaI(Tl)シンチレーションカウンターで測定した.
【結果と考察】放射性トレーサーとして添加した95m TcO4-のうち,約75%の95mTcが可溶性から不溶性へと変化し,田面水から除かれる結果となった.不溶性以外の化学形態はTcO4-であった.濾過により微生物を除いた田面水サンプルでは, Tcの除去率が4%にまで減少した.また,抗細菌性抗生物質であるアンピシリン,ストレプトマイシン,およびテトラサイクリンの混合液を田面水へ添加したところ,Tc除去率は約23%となった.一方,抗真菌性抗生物質のシクロヘキシミドの添加は,Tcの除去に影響しなかった.さらに,田面水におけるTc除去率を経時的に調べたところ,Tc除去率はトレーサー添加後4日で最大となり,およそ40日間その除去率は変化しないことが分かった.以上の結果より,Tcは細菌により田面水中から除かれることが分かった.そして不溶化により除かれたTcは,少なくとも40日間は溶存態へと変化しないために,植物体への移行は減少すると考えられる.
 現在,Tc不溶化細菌単離株の16S rDNA塩基配列に基づいた系統解析を行っている.
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等)
内容記述タイプ Other
内容記述 第19回日本微生物生態学会
発表年月日
日付 2003-10-29
日付タイプ Issued
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Ver.1 2023-05-15 21:42:19.028398
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