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  1. 学会発表・講演等
  2. 口頭発表

日本の農耕地土壌におけるアンチモン(Sb)の分配係数

https://repo.qst.go.jp/records/61384
https://repo.qst.go.jp/records/61384
904fb9b7-89ce-4c88-b8b7-fc39d157e1ef
Item type 会議発表用資料 / Presentation(1)
公開日 2006-06-05
タイトル
タイトル 日本の農耕地土壌におけるアンチモン(Sb)の分配係数
言語
言語 jpn
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f
資源タイプ conference object
アクセス権
アクセス権 metadata only access
アクセス権URI http://purl.org/coar/access_right/c_14cb
著者 中丸, 康夫

× 中丸, 康夫

WEKO 607435

中丸, 康夫

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田上, 恵子

× 田上, 恵子

WEKO 607436

田上, 恵子

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内田, 滋夫

× 内田, 滋夫

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内田, 滋夫

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中丸 康夫

× 中丸 康夫

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en 中丸 康夫

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田上 恵子

× 田上 恵子

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en 田上 恵子

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内田 滋夫

× 内田 滋夫

WEKO 607440

en 内田 滋夫

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抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 1. はじめに
アンチモン(Sb)は金属製錬所や清掃工場、自動車などから放出される汚染物質であり、USEPAにより優先汚染物質にも定められているが、その環境挙動についてはまだ不明の点が多い。Sbによる土壌汚染のリスク評価のためには、その土壌中での移動性が重要となる。そこで、日本の農耕地におけるSbの移動性を評価するために、全国の農耕地土壌110試料について、Sbの土壌-土壌溶液分配係数(Kd-Sb)を測定し、Sbの土壌への収着レベルを評価した。またSb収着を支配する要因について考察を行った。
2. 実験方法
実験に用いた土壌110試料(水田59点、畑51点)は、黒ボク土、沖積土、赤黄色土、砂丘未熟土等に分類される。風乾土3g(φ≦2 mm)に超純水30mLを加え、室温(23℃)で24時間予備振とう後Sb-124(SbCl3, 約30kBq)を添加した。さらに7日間振とう・接触した後、遠心分離(3000 rpm, 20分)により上澄液を採取し、さらに0.45μmメンブレンフィルターでろ過した。ろ液中Sb-124濃度をNaI シンチレーションカウンター(Aloka, ARC-300)により測定し、土壌接触前の濃度との差からKdを求めた。Sbの化学形を推定するため、一部の試料を用いて、振とう期間における土壌溶液のpHおよびEhを測定した。さらに、同じ試料の実験終了後のろ液中Sbについて、イオン交換樹脂により、陽イオン、陰イオンの形態別割合を測定した。
Kd測定時に、上澄を分離した後の湿潤土壌に対し、各種抽出試薬を添加することにより、土壌に収着されたSb-124の形態別割合を評価した。110試料から典型的な土壌試料12点を選び、1 M NH4NO3 7.5 mLを添加し、2時間振とうすることにより、移動性の高いイオン交換態のSb画分を抽出した。残りの98試料から土壌試料12点を同様に選び、1 M Na2HPO4 30 mLを添加し、24時間振とうすることにより、強く土壌に吸着(特異吸着)されたSb画分を抽出した。
3. 結果および考察
分配係数の測定後のろ液について、溶液中のSbの96-100%が陰イオンであったことが確認された。溶液のEhは320-460 mV、pHは5-7であり、この条件でSb(V)は(SbO3-)として安定であることから、Sbは添加時にはSb(III) (SbCl3)であったが、土壌溶液中では酸化されて主にSbO3-となっていたと考えられた。
日本の農耕地土壌について、SbのKd値の範囲は、1-2065 L kg-1であり、異常に高い値を示した1点を除き幾何平均値は62 L kg-1 (添加したSbの86%が土壌に収着)であった。土壌種ごとにKdを比較すると、黒ボク土において高い値が多く、砂丘未熟土では低い値が示された他は大きな差が見られなかった。また水田土壌と畑土壌ではKd値に有意な差が認められなかった。
抽出液として1 M NH4NO3または1 M Na2HPO4を使用し、収着されたSbの形態別割合を評価した結果、NH4NO3抽出ではSbは殆ど抽出されず、Na2HPO4抽出では収着されたSbのうち20-40%が抽出された。従って収着されたSbの大部分はイオン交換態のような移動性の高い形態でないこと、土壌に強く保持されているSbの20-40%程度はリン酸イオンによって交換されうることが示された。このことから、土壌へのSb収着現象の一部はリン酸のようなオキソ酸の特異吸着と同様のメカニズムにより説明できると考えられる。しかしながら収着態 Sbの50%以上はリン酸イオンでは交換されなかったことから、Sb収着現象には、まだ不明の点が多く、今後さらに研究を進める必要がある。
4. 謝辞
本研究の一部は、資源エネルギー庁放射性廃棄物共通技術開発調査費の予算で行われた。
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等)
内容記述タイプ Other
内容記述 第42回アイソトープ・放射線研究発表会
発表年月日
日付 2005-07-08
日付タイプ Issued
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Ver.1 2023-05-15 21:43:02.488569
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