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アイテム
農耕地土壌におけるセレンとアンチモンの収着に対する肥料成分の影響
https://repo.qst.go.jp/records/61381
https://repo.qst.go.jp/records/613811494048b-06a4-45c8-97e5-2d245d72ab8d
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2006-06-05 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 農耕地土壌におけるセレンとアンチモンの収着に対する肥料成分の影響 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
中丸, 康夫
× 中丸, 康夫× 田上, 恵子× 内田, 滋夫× 中丸 康夫× 田上 恵子× 内田 滋夫 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | セレン(Se)およびアンチモン(Sb)はともに、鉱山や製錬所等から排出される重要な環境汚染物質である。土壌中においてこれらの元素は、酸化的または弱還元的な条件ではオキソ酸(セレン酸、亜セレン酸、アンチモン酸)の形態をとる。セレン酸、リン酸、硫酸等のオキソ酸類は、ともにFeやAlの水酸化物等に特異吸着されることから、 Se、Sbの土壌への収着は、肥料成分として投入されるリン酸や、硫酸塩の影響を受けることが予想される。そこで、Se、Sbの土壌への収着に対するリン酸および硫酸の影響を、トレーサー実験により評価した。Se、Sbの収着の指標として、土壌-土壌溶液分配係数(Kd)を用いた。Kd は土壌固相中の放射性核種濃度を土壌溶液中濃度で割った値として計算される。75Seおよび124Sbをトレーサーとして使用し、バッチ法によりKdを測定した。黒ボク土および灰色低地土を試料とし、(NH4)2SO4 または KH2PO4を濃度段階を変えて(0-100 mmol/kg soil)添加した条件でKdを測定した。また、土壌12種類について、純水、および0.1 M Na2HPO4を用いて抽出した画分(土壌:溶液=1:10)の安定Se、Sbを定量した。 土壌2種類について、SeおよびSbのKd値はリン酸添加量の増加に伴って低下した。また、土壌12種類についてリン酸抽出を行った結果、水抽出に比べ2〜30倍の安定Se およびSbが抽出された。Kd値の低下は農耕地へのリン施肥と同レベルのリン酸添加量(10 mmol /kg soil)においても顕著に認められたことから、農耕地におけるリン施肥は、SeおよびSbの収着を阻害すると見られる。一方で、硫酸塩濃度を増加させた場合はSe、SbのKd値の減少は認められなかったことから、SeおよびSbの収着は硫酸根肥料による影響は受けないものと推察された。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本土壌肥料学会2005年(島根)大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2005-09-08 | |||||
日付タイプ | Issued |