WEKO3
アイテム
バイスタンダー効果によって誘導される染色体異常の実体
https://repo.qst.go.jp/records/61091
https://repo.qst.go.jp/records/6109157b6685e-c80d-4815-98af-471848f5c0f4
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2005-10-01 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | バイスタンダー効果によって誘導される染色体異常の実体 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
鈴木, 雅雄
× 鈴木, 雅雄× ツォウ, ホンイン× 鶴岡, 千鶴× ヘイ, トム× 岡安, 隆一× 鈴木 雅雄× 鶴岡 千鶴× 岡安 隆一 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 粒子放射線が低密度・不均一で照射される場合、直接ヒットを受けていない細胞に対するヒットを受けた細胞の間接的影響が現れる、とする“バイスタンダー効果”と言う現象が報告されている。近年粒子線マイクロビームを用いた研究からその誘導メカニズムが明らかになりつつあるが、まだまだ不明な点が多い。本報告は、放射線誘発バイスタンダー効果の誘導メカニズムを明らかにすることを最終目的として、ヒト由来の正常細胞に対する染色体損傷誘発を指標にして、バイスタンダー効果によって誘発された染色体損傷の実体がどのような種類のものかを調べた結果である。低エネルギーのヘリウムイオンブロードビームをヒト気管支由来の正常上皮性細胞に照射し、カリキュリンAによって誘導されたG2期の凝縮クロマチンを光学顕微鏡下で観察し、chromatid fragments (chromatid breaks, isochromatid deletions, acentric fragments)を染色体損傷として検出した。照射方法は、厚さの薄いマイラフィルムを張ったリングに厚いマイラフィルムを帯状に張ったリングを重ね合わせ、薄いマイラフィルム上に培養した細胞にはヘリウムイオンが直接ヒットするが、厚いマイラフィルム上の細胞にはイオンの残存飛程が届かず直接ヒットしない照射条件で、バイスタンダー細胞となる厚いマイラフィルム上の細胞の染色体切断を観察した。直接ヒットを受けた細胞には、通常観察されるchromatid-type の損傷に加えて高LET放射線で観察されるisochromatid deletion が生成された。一方、直接ヒットを受けない厚いマイラフィルム上の細胞には、chromatid-type の損傷のうちchromatid breakとacentric fragmentしか観察されなかった。以上の結果から、バイスタンダー細胞に誘発された染色体損傷は、複雑でない損傷のみ生じて、高LET放射線の直接照射を受けた細胞の染色体損傷と明確に区別されることが判った。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本宇宙生物科学会第19回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2005-09-30 | |||||
日付タイプ | Issued |